2050年
山手線の中吊り広告に、「2050年の日本は人口が3千万減少」とあった。
2050年とは、私が102歳。とても生きてはいまい。だから関係ない話さと打ち捨てたいが、ちょっと気になる。こどもらがちょうど老年をむかえる時期なのだ。
団塊が65の関門を越えて、ついに日本は高齢化社会に突入した。急速に社会は少子高齢化していくだろう。分厚くなった老人層は、これまでの老人像とは違う種族が登場してくるにちがいない。きっとミック・ジャガーのような尖がった老人が増えるにきまっている。
いつまでも現役と勘違いしたままの、厄介な老人もまた出現する。いつまでたっても、1980年代の成功体験が忘れられず、「俺の若い頃は・・・」とすぐ自慢話を始める奴だ。
そして老人となれば当然ボケと病気がどさっと襲ってきて、介護や看護の対象とならざるをえない人たちがかなりの数で発生してくる。発生だなんて、ハエやゴキブリのような表現だが、おそらく他世代から見れば、老人団塊世代はそういう災厄に見えるのではないだろうか。そういう病の苦しみから解放してくれるような新薬が、その頃は誕生しているだろうか。ヤマナカ博士に聞いてみたい。
元の話にもどれば、2050年には3千万人口が減少しているというのは、団塊が消えたということではないか。2030年でも2040年でもなく、2050年に至って、やっと団塊のうるさい奴らがいなくなったという本音が聞こえてくる。
しかし、しぶといなあ。あと38年も団塊世代は生き抜いて、その影響を残そうとしているなんて。
この隊列に入るのは御免蒙りたい。
老兵は死なず消え去るのみ。後世は後生に任すべし。
あのナカソネ元首相の老醜を、われら団塊はけっしてくりかえしてはならぬ、おのおの方。
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