お宝映像になるか、4分の3インチテープ
植木等さんは、渡辺プロダクションに籍があって所属タレントの筆頭だ。
先日、マネージャーのホリコシさんが私のオフィスに来ていただいたので、今回
私のほうからナベプロに出向いた。植木さんのテレビ企画が採用されたので、
協力をお願いするためだ。
ディレクターのU山君といっしょに青山へ出かけた。表参道の
交差点から3分ほどの所にナベプロはある。芸能プロダクションの先駆であり
老舗として業界に君臨してきたこの会社も、今大きく変わろうとしている。
新しいタレントが次々登場しているのである。
波田陽区、青木さやか、アンガールズをはじめとする、今をときめく笑いの
人気者が目白押しだ。
かつて、クレージーキャッツやドリフターズを率いて、大衆芸能の道を切り開いてきた
ナベプロは健在だった。
植木さんのマネージャー、ホリコシさんは実に人柄がいい。芸能界特有の臭みもはったりもない
穏やかな人だ。さすが、植木さんが信頼する人物だ。
ホリコシさんは、4分の3インチビデオテープの山を見せてくれた。植木さん宅にあった
古い映像だ。戦後まもなくは無理にしても70、80年代の資料かもしれないと思うと
期待に胸が高まる。
余談だが、ビデオが始まった頃は再生器もテープも重くかさばるものだった。最初2インチ、次いで1インチとなり、4分3インチが出現したときは、ずいぶん軽量化したと驚いたものだ。ただ、値段も高く業務用で一般の家庭には普及しない。
その機械が植木家にあったのだ。それが収録したテープとはどんなコンテンツか、楽しみだ。
植木さんの芸能活動を追う一方、知られざる植木さんの像も今度の番組で発見したい。
三重の故郷、本郷の下宿時代、陸上選手だった頃、われわれのまだ知らないことが沢山あるようだ。
U山君も取材に闘志をもやしている。おもしろくなりそうだ。
現在のVHSテープと比較すると、1・5倍ほど大きいのが4分の3インチテープ。
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