新生歌舞伎座
東銀座にしげしげと通っている。新橋演舞場と松竹本社があるからだ。今、歌舞伎座の建て替えもあって、歌舞伎興行は仮住まいだ。
新生歌舞伎座のこけら落としは来年春。楽しみだ。席数はこれまで変わらない1800程度だが、バリアフリーにして余裕をもたせた観客席、舞台の高さをゆったりとさせ、耐震構造をしっかり埋め込んだ作りになるという。きっと芝居がこれまで以上に大きくなるはず。
先日、名古屋御園座で海老蔵の「石川五右衛門」を堪能して以来、歌舞伎のケレン、書き割りの美しさが忘れられない。芝居のもつ祝祭感、臨場感にすっかりまいった。世話物より時代物に今は惹かれている。新しい歌舞伎座になれば、もっと芝居の味をたっぷり味わえるはずだ。
以下のような芝居を通しで見たい。『壇浦兜軍記』(だんのうら かぶと ぐんき) 『絵本太功記』(えほん たいこうき『妹背山婦女庭訓』(いもせやま おんな ていきん)『一谷嫩軍記』(いちのたに ふたば ぐんき)
加えて、三島由紀夫作の「椿説弓張月」にもお目にかかりたい。
それにしても来春のこけら落としにどんな出し物がかかるのだろうか。名前の知られた役者だけで200名を超える大所帯の歌舞伎の世界。成駒屋、高麗屋、音羽屋など30ほどの名家が並ぶ。演目にしても各家の十八番がごっそりとある。それらのなかから選りすぐって架けられる芝居とはどんなものだろう。演劇制作部の人にいろいろお話をうかがっている。
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