テッペン越えの次の日
昨夜は帰宅したのが午前2時。自慢じゃないが、今朝も時間通りに出勤した。
夕方4時から、ナレーションコメントの直しをはじめて、終わったのが午前1時半だった。よく体がもったものだ。途中、血圧が上がっているなと「気配」を感じたときが一度ならずあった。だが、プロデューサーの一人としては、作業を放り出して帰ることもできない。
60分サイズのアートドキュメンタリーのナレーションおよび吹き替えのコメントが適正かどうか検討しながら、最初から終わりまでチェックするのだ。コメント数は222。いつもより多い気がする。
イギリスの名画で、ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィリーア」。この絵のドキュメンタリーなのだ。
シェークスピアの「ハムレット」に登場する悲劇のヒロイン、オフィーリア。ハムレットに捨てられ、さらに父も殺され、失意にあったオフィーリアが、過って河に落ちる。その流されていく様を描いたのが、今回取り組んだ「オフィリーア」。
局の若いプロデューサーが熱心で真面目。とにかく、手抜きということを知らない。ひとつひとつのナレーションコメントをもっとも正確で美しい表現に仕上げようとするから、時間はいくらあっても足らない。台本のページ数は57。2ページ進むのに1時間というのもザラ。
むろん、夕食もコンビニで買ってきたぶどうパンとミルクを頬張りながら、コメント直しを続けた。
そんなハードな日の翌日にもかかわらず、日常業務が普段以上に多い日となった。
おまけにトラブルも発生。いったいどうなっているんや。
不思議な仕事のリズムが続いている。暇な日が2日ほど続くかと思うと、突然多忙が降りかかってくる。こういうことの繰り返しがこの2ヶ月ほど続いている。
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