この差はどこから来るか
年齢か意欲か。友人のナガタさんのブログ「隙だらけ好きだらけ」を読んでいると、毎日記されている記事の分量と豊富な話題にたまげてしまう。私の経験から言うと、毎日ブログ執筆だけで1時間は時間を割いていると見た。私の「定年再出発」のような字数の少ない記事ですら、ほぼ1時間半かかっているのだから、「隙だらけ好きだらけ」は推してみると2時間かけて書いていると思われる。
とにかく話題が偏らない、固まらない、面白い。加えて、感情がストレートに表出されるから当方の共感も反発も早い。つまり読解しやすい。
このブログからの推測判断だが、作者ナガタさんの読書量は大学の先生というより、ディレクターの仕事として読む量に近い。しかも書籍の種類が一般書、新書、画集、写真集と実に多様。もしかすると、これらの読書以外に、専攻であるメディア社会学の専門書も読んでいるのだろうか。とすると、1日24時間をどんなふうに使っているのだろう。
読書だけじゃない。行動力にも目をみはる。東北へ出かけたり大阪へ行ったり、東京近郊は平塚や下町まで、実にチョコマカ動いている。これらの交通費、運賃はどうなっているのだろう。すべてが大学が払ってくれるとも思えないし、かといってすべて自弁とも思えない。
さて、ここでわが身を振り返る。5年前、ブログを始めた頃の私とて、最初の3年ほどは意欲的にあれこれ書いたものだ。ブログで「走り書き」しておいたものを、いつか、まとめたいという欲求がふつふつとあった。
執筆意欲が減退したのは、母が病で倒れやがて他界し、直後に私が胃がんになった頃だ。プライベートなことがあまりに多忙で、加えて、番組作りも増えたこともあった。湘南ライナーの利用が減ったことも要因のひとつ。往復2時間の「分離された時間」が消えたことも執筆減少の理由。
でも、一番大きなことは主持ちのサラリーマンはなかなか自分の考えを表明できないものだということを知ったからだ。私が書いたいくつかの記事について、守秘義務が発生しますからと警告を受けたことが数回ある。いずれも韓流ドラマに関する情報だった。
その頃からだ。少しずつパソコンが遠くなっていったのは。
でも、ナガタさんの迸る情熱のブログを読んでいると、もういちど奮い立たさなきゃという気にもなる。
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