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磯子の海が見える

 崖物語

 その町は横浜の海を臨む海岸段丘の崖下にあった。京浜工業地帯の工員たちが住む下町だった。その中ほどに通称滝頭の屋根無し市場があった。

 23年前、ひばりさんが死去したとき、私は特番を作るため、彼女の出身地、横浜磯子の滝頭の町を数回訪れた。かつて鮮魚商を営んでいたという実家が昔のまま残っていた。けっして裕福な境遇とは思えないが、そこには庶民のぬくもり、ちょうど沢村貞子が推奨した下町の人情のようなものがたしかにあると感じた。でも、そこは貧しい街であっただろう。

 山側は高い崖の上に白亜の立派な建物(当時はホテルだったと思う)が屹立していた。クロサワの「天国と地獄」を連想した。地名は間坂といった。

 ひばりさんには1歳下の妹がいる。佐藤勢津子さんだ。ひばり4人姉弟のうちただ一人生存している。この人が語ったと、小西良太郎がひばり伝のなかで紹介していた。「一番楽しかったころ?そうねえ、やっぱり間坂の家で、みんなが一緒に暮らしていたころかなあ」

 ひばりさんは7歳の頃から滝頭の町で歌いはじめて、昭和24年、「悲しき口笛」でレコードデビューする。大ヒットして、一躍スターダムに上る。
 25年、13歳。ハワイ公演 映画「東京キッド」では天才子役と評判になる。
 26年、「越後獅子の唄」「私は街の子」「ひばりの花売り娘」「あの丘越えて」
 27年、「リンゴ園の少女」で「リンゴ追分」を歌う。
そして16歳になった昭和28年、ひばりさんは崖の上の間坂に大きな家を新築した。 敷地800坪、建坪106坪、2階立て15部屋プール付き、応接間にはグランドピアノ、ベランダには藤棚があった。ベランダに出ると横浜港から房総半島まで見えた。この豪邸の見学が観光コースになり、毎日バスが押しかけた。「ひばり御殿」の伝説が生まれた。

 傍目からは幸せいっぱいに映ったひばりさんにも、売れっ子としての苦悩があった。
小学校の卒業のときだ。公演で各地を巡業していたひばりさんは出席日数が足らないということで卒業が難しくなった。学校側は、もうひとり出席日数の足らない少女といっしょに春の補習授業を受けることを義務づけた。2週間ほど、ひばりさんはその少女と机を並べて必死で授業を受けたと、伝記に記している。

 ひばりさんが亡くなったときの特番「ひばりの時代」で、私はこの少女のその後の人生とひばりさんの運命を重ねてみたいと、少女の消息を探したことがある。その人は30代のころに週刊誌に登場したことがあったが、その後の行方は不明で、まったく手がかりが掴めなかった。
ひょんなことから、東京の墨東あたりに住んでいるということを聞き込み、ついに探し当てた。そして知ったその人の人生も、ひばりさん同様転変に満ちていた。

さまざまなこと思い出しながら、今もういちど、ひばりさんの人生をたどっている。


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by yamato-y | 2012-06-12 12:52 | Comments(0)
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