向田邦子を考えた1
今朝、山道を下りながら、薫風を感じた。5月の新緑の中でうける風は
薫風といいたい。香りがそれほどあるわけではないが、風薫るという言葉に
ふさわしいと思うのだ。
5月の歌といえば、昔「みんなのうた」で放送された小森昭宏の名曲「風よ吹け吹け」が好きだ。
♪風よ吹け吹け 風よ吹け吹け 私も小鳥と駆け出そう
軽快なリズムと亜輪唱というか、さいごのフレーズをくりかえす合唱がさわやかだった。
さわやかという言葉はさやかという語源をもち、秋の言葉という。でも、私としては
5月の風薫る頃にも似合うと思うのだが。
30年前ラジオで「ひるやすみのおくりもの」というDJ番組を担当したことがある。
月から金まで日替わりで童謡、ポップス、歌謡曲、クラシック、ロックをかけながら、パーソナリティがこどもの話題を話した。パーソナリティの一人は今も活躍する小森まなみさんだ。
当時、彼女は大学生だった。青春の心を失わず、若い人の悩みによく耳を傾けた。
現在も深夜の番組でリストカットやプチ家出を繰り返す若者たちの友として頑張っている。
そうだ。このブログもDJ形式をねらったらどうだろう。単なる日記、日乗にするのではなく、レコードの代わりに写真を用い、おしゃべりの代わりに地の文を書いてコラボレートさせたら、おもしろいのではないかと発想した。それは昔やった手法じゃないか。DJの台本をたくさん書いていたんだ、私は。
向田邦子はかつてTBSラジオで「社長読本」というデイリーのDJ番組の構成を一人でやったことがある。森繁久弥の一人語りで評判になった。
ガムシャラに向田は書きまくったが、これが彼女の文章を鍛えたと言われる。
長い間で、一度だけ向田は自分が書かずに、別のライターに代わってもらったことがある。
昭和39年初頭、向田の恋人が自死したときのことだ。
この事実は、ほとんど知られていない。
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