下ネタ
うちの目白遊俳クラブの宗匠、二六斎は津軽の人で助平だ。
4月に作った句。
出所後のお定と寝たる春の空
この句の遊び心に思わずにやりとする。
阿部定はあの事件で6年の懲役をくらったのだが、満期前に出獄したらしい。
その定さんの昭和30年代に、ドキュメンタリー映画がお定さんをスクープしている。その映像を先日見た。俳優の吉田輝雄が定さんに突撃インタビューしている。60の坂を越えていると思うが、におい立つような女っぷりの定さんだった。きっと、男はみんなお定さんのファンになるだろう。
宗匠の句だが、お定と寝たるということは、ちょん切られることを覚悟の寝屋入りだ。そりゃあ季節は春だろうなあ。たける春こそお定にふさわしい。
先の句を宗匠が作りたくなったのは、定さんのその後の人生と関係する。
定さんは昭和初期の人気職業バスガールになったという伝説がある。検札でこういったとか。
「お出しください。お切りしまああす」
この逸話を語りたいために、宗匠は「出所後のお定と寝たる春の空」を作った。いいなあ。やるなあ。では、やつがれも一句。
お定には二人キリの春の棒
(ツッコミ)えー、何を言いたいのか、分からん
切断後、定さんは褥に「吉、さだ二人キリ」と書いたという話が残っているから、ちょいとそれをいただいて仕上げたわけだが、いかが。
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