桜狩り
朝6時に起きて、まだ薄暗いうちからロケの準備をした。8時に赤坂の事務所に集合。8時半に山王下を出て浜松町へ。日の出桟橋から浅草言問橋まで遊覧船でクルージングする。
桟橋の駐車場には、もえさんたち一行の乗った特別ロケ車が到着していた。私たちスタッフの到着を知って、もえさんが車から出て来て挨拶。差し入れということで、麻布十番のおいしいミルクパンを頂戴する。
今、制作中の「押切もえ/下町紀行」(仮題)。モデルのもえさんが東京スカイツリーのふもと江東5区のあちこちを訪ねる紀行番組。4月の頭から撮影をしてきて、昨日でアップとなる。最後のロケが水上バスで浜松町から浅草までの小さな旅。
舟は一般客とも同乗なので、早めに行って撮影場所を確保。デッキの後部。舟の進行方向に対して右舷に陣取っておよそ40分撮影することとなった。舟には盛岡の中学生の修学旅行もいっしょだった。撮影やモデルのもえさんを珍しそうに眺めている。画面に入ってもらっては困るので、私やスタッフが周りに立ちはだかってガードをする。ところが、もえさんは中学生たちと屈託なく「どこから来たの」とか「あとで記念写真をいっしょにね」とか声をかけていた。
道中、隅田川の両岸の桜はまことに美しかった。それを愛でるもえさんの撮影もうまくいった。
浅草の桟橋で下船したときだ。桟橋でもえさんは立ち止まって、スタッフに一言つぶやいた。「あの子たちと約束したから、記念撮影したいのだけれど」
早速、引率の先生にそのことを伝えると許可がでた。生徒たちはもえさんを囲んで浅草来場記念の撮影となる。はしゃいで嬉しそうな表情の中学生たちを見ていると、自分の中学校時代の東京修学旅行を思い出した。それにしても、もえさんの気遣い、誠実さには感心する。
そのあと、押上のスカイツリー絶景のポイントで最後の撮影となる。
本番組は、15分サイズが5本、90分の総集編が1本と盛りだくさんの編成になっている。その編集が佳境の渋谷の編集室で試写。第1話と第2話で、第2話はうまくいったことを確認。最初の番組の方向付けをする第1話がやや弱い。さて、どういうまとめかたにするか。
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