定年再出発 |
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ふう、一杯いっぱいだ
とにかく忙しかった。いちどきに8本の番組が動いていて、それらを並行して統括するということが続いていた。でも昨夜、一番大きなヤマ場を越えた。 2種類の番組がこの半月ほどどかんと前に横たわっていた。 ひとつは、14日に放送される「裸にしたい男・玉木宏」。45分サイズが2本。これまでは90分の番組であった「今、裸にしたい男たち」がリニューアルされて、2夜の前後篇のスタイルになった。その第1回作品である。もうひとつは、5月にオープンされる東京スカイツリーの関連番組で「押切もえ・3丁目の夕日を探して」。これは東京の下町、江東5区を日替わりで紹介する15分。つまり15分番組が5本、それと総集編90分が1本の計6本の番組を作りあげるのだ。 そのうち、「裸にしたい男」2本が昨夜終わった。ナレーション入れを見届けたのが午後10時。そのあとの最終テロップ入れとECSはKプロデューサーに託して11時に帰宅することができた。 Kプロデューサーの精力的な活動に本当に助けられた。報道番組出身で、私より13年下の今もっとも脂の乗った放送人。2月の穂高行から付き合ってくれたのだが、この半月の番組仕上げ、ポスト‐プロダクションでの活動は目をみはるものがあった。映像編集の最終局面では5時間におよぶカットチェック、ナレーションのコメント作りには8時間のロードをかけるなど最後まで手を抜かなかった。 「3丁目の夕日を探して」の番組を同時にかかえていた私としては、そこまで手が回らず、ほとんどK君に統括してもらうことになった。これまで64歳という年齢を、少なくとも仕事においては感じたことはなかったが、今回は53歳のK君との年の差を痛感することとなる。 さて、番組「裸にしたい男・玉木宏」の中身だが、これが実にいい出来の作品となった。おそらく山岳ドキュメンタリーとしてかなりの水準にまで仕上がったと思う。 2月5日から3泊4日の日程で、俳優玉木宏は北アルプス、西穂高の峰登頂をめざした。 目的は冬の高山で起きるといわれる「月光柱」を写真撮影することと、自分のこれまでの生き方を振り返り将来を見つめる自分探しの冬山行である。 西穂高のピークの標高は2909メートル。玉木クルーの目標は少し手前の独標で2700m地点をめざすものであった。本格的な冬山登山は初めてという玉木さん。安全確保のために山岳アドバイザー4人に加わってもらった。リーダーの小西さんは、玉木さんが以前山の映画に出演したときに懇意になっており、その縁で参加していただいた。結果的に、この山のベテランの的確な判断がよかったのだが・・・。詳しくは番組を見ていただきたい。 とにかく半端ではない雪山登山。氷点下10度以下の、雪と氷に閉ざされた世界、酸素は地上の3分の2しかないのだ。そこを20キロはある荷物を背負って玉木さんは2時間近くも歩きとおしていく。華やかな銀幕のスタアの「趣味」の域をとおに越えている。 私とKプロデューサーもこのツアーに参加したが、2100mのロープ―ウェイの終着駅までは行ったが、とてもアイゼンを付けての山歩きなどは可とならず、麓で待機する。4日間、山の上で何が起きたかは、この番組の編集になって初めて知るのだが、とにかくすさまじい出来事が、玉木さんの前で起きていた。乞うご期待。 延べ90分におよぶドキュメントは厳しい自然との闘いだけではない。吹雪に閉じ込められた一行をねぎらうようにして、料理の腕をふるう玉木さん。貴重な水を節約するため××する玉木さん。普段の地上では見られない「男らしく、ユーモアのある」玉木さんの素顔が次々に登場する。 昨日は朝10時から、中抜きして夜10時まで、前後篇2本の番組を一人のナレーターでコメントを入れた。語ったのは、NHKの若手、渡辺佐和子アナ。まだ7年目だが、うまい。当人も試写でこの作品を見て、ある場面の玉木さんの姿に涙を流したというほど、この作品にうちこんでいたから、語る言葉に力がこもっている。このアナもK君の推薦である。渡辺さんが東京へ上がって来てまだ日も浅いというので、その起用を危ぶんだのだが、まったくの杞憂であった。というか、まことにはまった人選となった。今回の番組作りで、本当にK君にはお世話になった。 でも、この番組の本当の主役は、制作会社クリエーターカノックスの澁谷プロデューサーと伊世ディレクターである。このふたりが企画を立てて、玉木さんに密着したからこそ、ここまで「裸にする」ことができたのだ。特に縁の下で支えた澁谷氏の働きには感動する。 こうして、64歳の最後の現役を生きる私は、番組作りというのはチームワークだということを改めて知る。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2012-04-11 07:38
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