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淋しいのはおまえだけじゃない

淋しいのはおまえだけじゃない


 敬愛する同期のTさんから、3月いっぱいで退職すると告げられた。45年に入社しているが、1浪しているから年齢は私より1つ上で65歳。アーカイブスの番組を作るという仕事になって半年、本意でもない作品を作ってきた境遇にも我慢の限界が来たので辞めようと思うと静かに語った。

 驚いた。あの名作「人体」を作り上げたTさんの才能をきちんと活かすこともなく、現場から去らざるをえないことになるとは思いがけなかった。その寂しそうな横顔を見ていたら、つい声をかけたくなり、「では、最後の祝杯でもあげますか」と酒席に誘った。
 東急ハンズ横の「りえぞん」で杯を交わした。私なんか、会社不適応人間だけれども、まあ40年間よく勤まりましたよと苦笑するTさん。たしかに、時間をかけオカネもかかる重厚な科学ドキュメントをじっくり作るTさんの仕事ぶりは、近年の合理化された現場とは合わないことがたびたび起きていた。
5年ほど前、仲がよかった養老孟司さんと「人生相談」の番組を制作したとき、彼が意図したことをなかなか理解しない局プロデューサーに苛立っていたことを思い出した。
 簡単には割り切れない人生の悩みに、曖昧な答えを用意した養老さんに、もっと分かりやすい論理で答えてほしいと要望する局プロデューサーとTさんは真っ向からぶつかった。
そういう安易な答えで完結しないから、人生相談たるものをテレビでもできるのではないかというのがTさんの言い分。レベルの高い番組を目指すTさんに対して、そのプロデューサーはテレビ屋的な浅い認識しかない人物で、Tさんの番組意欲を殺ぐことになった。

 Tさんは脳科学の発展啓蒙におおいに寄与した。「人体・脳」で、ドーパミンの存在を始めて世に知らしめたこともあった。養老孟司という異色の人物をキャスターにしたからこそ、脳という奥深い存在をテレビで描くこともできたのだ。そういう深い番組作りをやってきたTさんもいったんテレビの現場から去る。寂しい。

 肩を落とすTさんを励ますつもりで飲んでいたが、次第に私自身がやりきれなくなり、ついビール、ワイン、焼酎とグラスを数度換える羽目になった。いささか酩酊。そこへケータイに連絡が入り、長崎の友人が青山にいるとのこと。のこのこと出かけた。その時点で午後8時半になっていた。

 青山では長崎からの客Yさんと、長崎時代の友人で現在青山に住んでいるHさんが待っていた。半年ぶりの再会で、また調子にのってワインを2杯ほど飲む。もう、なんでんかんでん好か。今宵はとことん飲むぞと回らぬ頭で決意。時計の針は11時を指していた。

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by yamato-y | 2012-03-07 08:58 | Comments(2)
Commented by 永田浩三 at 2012-03-08 09:55 x
Tさんの「人体」シリーズは素晴らしいものでした。私が担当部長のとき、「人体・脳」の企画を少し応援しました。前頭前野の研究の成果を伝えたいというTさんの執念を感じました。しかし、あまりお役に立てず、申し訳なく思います。私は今、57歳ですが、65歳まで、NHKを中退せず現役を貫かれたこと自体に、深い敬意を覚えます。すごいことです。私は、今もたまに、センターに行くことがありますが、天井が低く、みんなきりきりしていて、1日いるだけでくたくたになります。かつては、自分も、そこで抑圧する側にいたのだと思うと、呆然となります。Tさん、本当にお疲れ様でした。でも山登さんの思いは、たぶん、これで区切りということに、やるせなさ、不全感をお持ちなのだと思います。また、いろいろ教えてください。
Commented at 2012-03-10 11:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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