あかんなあ
日本の男子サッカーあかんなあ。ウズベキスタン戦、なんか気合いが入ってなかった。試合を見始めたのが後半の20分過ぎからだが、日本勢の動きがいまひとつ鈍くみえた。残り10分あたりでは運動量が相手のウズベキスタンにくらべてガクンと落ちていた。スポーツにはほとんど関心ないが、この2,3年サッカーだけはよく見るようになっていたのも、ザック日本の活躍が楽しみだったからだ。それが昨夜の試合は不甲斐無かった。腹が立った。
むかっ腹を立てた原因はその前に見た映画『J・エドガー』が期待外れだったことがあるのだが。
クリント・イーストウッド監督の最新作ということで、それほど外れることもあるまいと劇場に足を運んだ。渋谷の一番館なのに場内は客がまばら。変だなあと疑念をちらっと抱きながら席についた。
あの不愉快な予告編のオンパレードもなく、すぐ本編が始まったところまではよかった。
主演はディカプリオで、時代設定が1930年代の金のかかったセットが使われている。物語は、FBI諜報活動の親玉だったフーバー長官の実話に基づいたもの。きっと悪辣な公安の裏側を見せてくれるものと期待していたが、見事に外れ。
謀略、母へのコンプレックス、同性愛者などのファクターは一応すべて使われているし、リンバーグ愛児誘拐事件、ルーズベルト夫人工作などの著名な話も出てくるのだが、まったく興趣が湧いてこない。脚本がまた小刻みにカットバックするから、どこまで現在形でどこから過去形なのかも当初の30分はとまどうこと頻りであった。
木戸銭を払っているから最後まで見るには見たが、退屈で、時間の無駄と断じたい映画だった。やはりハリウッドは力をなくしている。スピルバーグの「戦火の馬」もCGだらけの紙芝居のような映画だろうし。
それにしても、メディアの批評のあたらないこと夥しい。ネットにこんな記事があった。「なんといっても監督はヒューマン・ドラマの巨匠クリント・イーストウッド。3度ノミネートされながらも逃し続けた念願のオスカーを、レオナルド・ディカプリオが手にするにはこれ以上ないテーマといえるのかもしれない。」冗談はよしこさんだ。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング