まもなく64
やっと50枚原稿の峠を越えた。一応、最後まで書ききった。あとは、メンバーの批評を仰ぐだけ。それは明日の土曜日となる。午前10時から、京大文学研究科の演習室で全員討議となるのだ。今回の「広島の記憶」の各論文はどういう仕上がりだろうか、どきどきする。
ということで、明日は京都泊まり。明後日の午前中にジローさんと木屋町のフランソワで待ち合わせている。今回のSさんの死を悼んで、二人だけのささやかな会を持ちたいと思った。この1週間ばかりに掴んだSさんの情報や消息をジローさんに伝えてあげようと考えている。来週の木曜日は誕生日。いよいよ「現役」最後の64歳の職場が始まる。
当面、大きな仕事は「裸にしたい男」で俳優の玉木宏さんを追いかけること。2月5日から冬の穂高に入ることになっている。といっても私は麓で待機するのだが、取材班と山岳会のみなさん、それと玉木さんチームが西穂高山荘周辺でロケをする間の、安全管理を司ることになるのだ。なんといっても厳寒の穂高だ。幾重にも安全を確保しておかなくてはならない。おそらく今週までは原稿に追われたが、来週からいよいよロケモードに入るはず。
最後の1年は、テレビ文化の研究ということをテーマにかかげたい。出来るかぎり、過去の映像を見て、テレビという文化がどのように進展してきたか、特に技術的側面、機材、機器の進化を中心に見直してみたい。そのメモをたくさん作っておこう。
先日、ある新書で、テレビの時代は1960年から2000年という記述を見た。そう思いたくないが、日々実感することが多くなっている。ネットテレビが主流になれば、それはポスト-テレビ時代ということになるのだろう。それにしても、この規定された期間というのはほぼ私が仕事をしてきた期間と重なる。ということは、私らはテレビの子だったのか。ではテレビの子らしく、テレビとは何か、何であったかをもっと追求しなくてはなるまい。
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