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NANGASAKI

NANGASAKI

NAGASAKIの間違いではない。南蛮時代、外国の船からはそう記憶されて表記されていた町NANGASKI長崎。

12月10日、朝7時に家を出て、浜松町からモノレールで空港第2ビルまで行った。全日空の8時半の便で長崎空港へ向かうのだ。強い向かい風のせいもあって、到着は10時半を回って、海のなかの小さな島にある海上空港にたどり着いた。長崎空港といってもその所在地は大村市にある。長崎県営バスに乗って、空港からさらに西の長崎市内をめざした。所要時間にして35分。早い。25年前なら50分かかっていた道のりが、新しい道路のおかげで短縮されていた。
 長崎で、市民を対象に美術番組が今なぜ支持されているのかという講演を行うためにやって来たのだ。
11時半、会場の長崎歴史文化博物館で、今回の企画を仕掛けてくれたYさんと会う。打ち合わせを兼ねて、レストラン銀嶺で昼食をとる。Yさんの勤める純心大学の文化講座で、私が担当してきた美術番組について1時間半ほどレクチャーパフォーマンスをすることになっていた。会場は120名収容できる小ホールだということで、おそらく80名ほどの観客は集まるだろうとYさんは見通していた。郷土史家の越中哲也先生も、純心大学学長の片岡千鶴子シスターも来られると聞いて、緊張する。お二人とも長崎学、キリシタン研究の第1人者で、私が長崎時代にさんざんお世話になった碩学だ。長崎の文化人、意識の高い市民たちが集まる文化講座にふさわしい報告を果たして私に勤まるだろうか。不安が高まる。

2時半。定刻に会はスタートした。会の本題に先立って、祝賀イベントが急きょ設けられた。越中先生が12月に90歳をむかえられたということでお祝いの花束贈呈があったのだ。明治以降連綿と続く長崎学の伝統を継いで研究者として大きな仕事をなさってきた越中先生も90歳になったそうだ。25年前、青臭いディレクターとして世話になった私は感無量だ。祝賀に対しての先生のお礼の挨拶は相変わらずユーモアにあふれた洒脱なものだった。ちっとも先生は老いていない。

8割ほどうまった会場。午後2時40分、講演開始。自己紹介から私は話を解き起こした。
そして、4時5分前、つつがなく話し終えること(と私が認識している)ができた。
会の最後に、脚本家の市川森一氏が急死されたということをうけて、全員で黙とうをささげることになった。氏は諫早出身で、この歴史博物館の名誉館長でもあり、また純心大学の客員教授でもあった。その遺徳を偲んでの黙祷である。

 とにかく会は無事終わった。大役をはたしてどっと疲れが出た。だが、このあともっと大事な予定があった。片岡シスターとともに純心大学のキャンパスへ行き、そこに保管してある隠れキリシタンの資料や敗戦直後の日本に衝撃を与えた長崎の聖人永井隆の業績を記した記録のあれこれを、シスターから聞き出すことになっていたのだ。シスターは私のために資料をきちんと準備しておいてくれた。

純心大学は長崎市内からやや離れた山深い地にある。恵みの丘という名称がある。あの長崎原爆のとき、ある修道会の人たちはこの地で作業をしていたため、原爆の直接被爆を免れることができた。そのことを神の恩恵として恵みの丘と名付け、その地に女子教育のための施設を作ったことから、大学建学となる。宵闇迫る山の中を車を走らせて、大学へ向かった。

千鶴子シスターは、私の予め出しておいた質問に答えるために、永井隆関係の文献をそろえておいてくれた。その一つ二つをめぐって、先生の永井隆論の一端を聞かせていただいた。74歳で学長と理事長を兼務するシスターの精力的な働きに驚く。だが、どことなく老いも近づいているという感じも否めなかった。敬愛するシスターのこれからの健康を祈る。

そのあと、長崎市内を横断して野母半島の茂木港へ向かう。この漁港には二見というすばらしい料亭がある。ここで昔の仲間たちが私の歓迎会をしてくれるのだ。
午後7時。小雨がぱらつく茂木港、二見に到着。「紅葉の間」には、7人の仲間がいた。新鮮で美味な鯛、ヒラメ、海老、アラの刺身、小エビの踊り食い、魚と野菜の炊き合わせなどたっぷり魚料理を堪能。終始、笑い声が絶えない素敵な会となった。

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by yamato-y | 2011-12-11 23:01 | Comments(0)
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