ATP2011賞授賞式
六本木ヒルズのハリウッドホールがATP2011賞授賞式の会場。式典は午後4時から始まった。今年の司会はNHKアナの神田愛花、テレ朝の上宮菜々子の両アナウンサーであった。始まって最初のプログラムが総務大臣賞の表彰である。審査員長の音好弘さんから講評があり、その後授賞作品が発表された。わが「若き宗家と至高の三味線」である。
呼ばれて、私たちのチーム(私、ディレクターのF君、局プロデューサーのKさん)が檀上にあがった。いただいた賞状の文言がちょっと嬉しかった。
「貴社が製作された作品は海外の番組コンクールへの出展にも耐えうる優れた作品として」とあったのだ。これは作品としてユニバーサルなものだと評価されたことになる。なによりの褒め言葉としてわがスタッフは喜んだ。
受賞の弁を、チームを代表して私が述べたが、テレビの中継も入った晴れがましい席上に格段の緊張もした。私は短めに謝礼を述べたあと、会場に来ていただいた清元延寿太夫さんと息子の昂洋さんを呼び込んだ。
檀上に上がった師匠は、自分が主人公のドキュメンタリーがこれほど立派な賞をいただいたことに驚き感謝しているということを実直に伝えた。その誠実な姿に会場からもあたたかい拍手が起きた。
ATP2011賞は3つの部門に分かれている。ドラマ部門の最優秀は「フリーター、家を買う」、情報バラエティ部門は「世界で誰も見たことがない対決SHOW」。ドキュメンタリー部門は最優秀に「北海道・豆と開拓者たちの物語」、3本が優秀賞として選ばれた。わが作品は優秀賞にも選出され、総務大臣賞と合わせてダブル受賞となった。
グランプリは当日決まる。100票ほどの投票結果、ドラマ「フリーター、家を買う」が選ばれた。
式は6時ごろ終了し、祝賀パーティとなる。会場には500人ほどのテレビや映画の関係者が集まり、互いに挨拶を交わし情報を交換する場となった。私たちは受賞の記念撮影を受けたあと、審査員や知人にお礼の挨拶回りとなった。
7時過ぎ、会場を出て、六本木交差点そばの珉珉に行く。F君と彼の事務所の女性、Kさんと私と、いたって気の置けない仲間だけの打ち上げとなる。ギョーザをしこたま食べ、ハイボールをがぶがぶ飲んで、やっと一息ついた。
昂奮がいつまでも残ったのか、昨夜は午前3時に目が覚め、1時間ほど眠れなかった。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング