雨風がやんだと思ったら高い気温
朝から気温が高まり、正午には28度を超えた。少し動けば汗ばむ。
大崎から湘南ライナーで大磯へ向かう。昨日は京都の教え子たちが見たいというので放送局の見学につきあった。6人全員女性であったが、みな熱心だ。スタジオワークもさりながらアニメーション撮影にもっとも反応するあたりが、現代っ子だ。
さて、今夜10時から杉本文楽の番組が放送される。今年初めから杉本さんを追ってついには8月の本公演までの8か月の長期ロケになったのは、プロデュースする者としてきつかった。まず資金がどこまでもつかという不安、不定期に起こる事象に対応できるかというスケジュール管理の破綻などが、脳裏を過った。だが、案ずるより産むがやすしではないが、なんとかこうして放送日までたどり着くことができた。あとは、観客(オーディエンス)はどのように受け止めてくれるかだ。朝日新聞のラ・テ欄を見たが、「見もの」コーナーに入っていない。日曜はNスペや民放の金のかかった大型が並ぶから、いっぱんにはETV特集は埋没して存在感は薄い。時刻表の午後10時、本番組の時間帯を探ると、かなりの字数で番組のねらい、登場人物に触れていた。これだけでも教育テレビの場合接触率が高まることが多いのでありがたい。
1時10分大崎発の湘南ライナー特別快速は、横浜でおおぜいの客が降りたので車内はガランとしている。戸塚あたりで真夏のような陽射しが入り込んできた。晩秋とは思えない陽気だ。
鶴見俊輔と関川夏央の対談を読んでいたら、鶴見が藤沢周平のことを高く評価していることに意外なと思いつつ、さもありなむと納得もした。そして山田洋次によって映画化された「たそがれ清兵衛」を絶賛しているのに、再び見てみたいという欲望につかれ、ツタヤで借りてきて見た。前にロードショーで見ているから2度目の鑑賞となる。
たしかによくできていた。清兵衛が死地に赴くとき、なぜ女は彼の伸びた月代を剃ってやらなかったのかという関川の意見に共感しながらも、たそがれの庄内平野を背景に繰り広げられる人間模様に胸を少し熱くした。
テレビに解説者として元阪神の藤田平が出ていた。同年の63歳だが、ずいぶん老けたと驚く。スポーツ選手はやはり体の消耗が激しいのだろうか。さらに同年の柳ジョージは癌で死去したと報じている。
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