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原発予定地

原発予定地

祝島という過疎の島にはらいそ(パラダイス)を見た。

1982年に、中国電力が対岸に原発を建てようとしてからずっと反対運動をしてきた小さな島での出来事を映像で見ての印象だ。
2010年に制作されたドキュメンタリー映画「祝の島」の監督、纐纈あやさんと先日お会いした。瞳のきらきらした女性で、この作品が最初の監督作品だと聞いた。そのときはまだ映画を見ていなかったが、昨日宅配便で届いたので見た。

山口県上関、祝島。人口300人足らずの小さな島だ。漁業とささやかな農業だけで成り立っている。島民は豊かな海の恵みで生きて来られたと感謝する一方、その海を汚すものとしての原発の建設に反対をしている。30年も反対しているのだ。

105分の映画のほとんどは、島の老人たちのぬくもりのある暮らしを描いている。若者は出ていって残された年寄たちが肩を寄せ合って生きている姿。島の雑貨屋の中年夫婦にいる3人の小学生のほかはすべて大人。ほとんどが70歳以上。かつて連れ合いがいた人も失くして一人暮らしとなっているから、晩飯を食べたあとは皆で集まる。大晦日の紅白歌合戦などは集まった5人で炬燵に入って見ながら、雑談を交わして、新しい年をむかえる。その光景がまるで至福の時間だ。ある老婆は横になりながら。ある老婆は独り言を言いながら。一人だけいる老爺はだまって聞いている。ぼーっと時間が経っていく。いつか忘れてしまった懐かしい時間。

この深い絆は、戦いのなかで育まれたにちがいない。そう確信させる出来事が、映画の後半になって前景化する。原発予定地に中国電力が埋め立て工事を実施しようとするのを、島の老人たちが船を出して阻止する。「命をかけて闘ったことがあるか」と中国電力の従業員に呼びかける島の人。原発反対の鉢巻を巻いた老婆たち。荒ぶることはなく、自然体に原発反対の意志を表明する老婆たち。

この映画を見ていて不思議な映像感覚に捉われる。テレビのドキュメンタリーと違う味わいを受ける。時間感覚が崩れて、炬燵の老婆と阻止する老婆が重なる。2つのイメージは編集されて作為として重なるわけでない。いや、本当は編集されているのかもしれないが、押しつけがましくない。ぼんやり両者が結びついてくる。それぞれのシーンは離れてあるのに、ゆっくり頭のなかで結びついて、新たな表象が立ち上がってくる。
四宮鉄男の編集に敬服する。こういう編集を果たした纐纈あやの映画構想(撮影行為、関係性、仕上げイメージ)に感動した。



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by yamato-y | 2011-10-09 07:56 | Comments(0)
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