秋の長雨のあとで
昨日は1日中雨だったが、今朝になってあがり、8時ごろになって日が差してきた。暑くもなく寒くもなく、一年中でもっとも過ごしやすい時期となった。
16日には、杉本文楽が、24日には速水御舟の番組がオンエアーとなる。今、最後の仕上げに2本が並行して走っているうえに、20日のATP賞授賞式が重なったので、なんだかんだと忙しくなっている。
先のことだが、12月には大阪で「冬のソナタ」について話をすることになっている。そのスピーチのための取材もそろそろしておかねばならないと思っていたら、エデュケーショナルの友人から韓流イベントのチケットを頂いた。
10日の祝日の夜6時開演、「韓流!“語楽”ナイト2011」というイベントである。語学講座「テレビでハングル講座」の制作チームが中心になって立ち上げたイベントだと聞いている。キャッチコピーは、「韓国ドラマ、K-POPには心ときめく数々の言葉がある。今宵言葉を楽しむ夜(ナイト) 韓流発ハングルの世界にあなたを誘います」。
えらく古臭い言い回しだが、要するにハングルの世界に浸ってみないかという呼びかけだろう。「英語でしゃべらナイト」のようなノリを製作者たちは期待しているみたいだ。
「韓流2大スターが夢の共演」とある。俳優のイ・ジュニョク、歌手のパク・ヒョンビンという名前だが私はちょっと知らない。司会の大沢あかねだけは分かる。会場は五反田のユーポートホールだから行ってみようと考えている。
語学講座のデスクはWさんで長年にわたってハングル講座を担当しているベテランだ。一時期、ドキュメンタリー番組を目指したことがあった。「お会いしませんか」というタイトルで在日の高校生のドキュメントを撮ったことがあって、プロデュースを私が担当したことがある。日韓関係にずっと関心をはらってきたWさんらしい企画だった。その年の「青年の主張」に登場した姫路の朝鮮高校生が、言われない差別を解消するために、日本のみなさん私たちと会って話をしませんかと呼びかけたことを発端とする番組だった。熱心に高校生の暮らしを追うWさんの制作態度に感心したことがある。今でこそ、韓国文化やハングルに対して偏見は減少しているが、Wさんが始めた1980年代には厳しい現実がたくさんあった。(映画「パッチギ」ではそのあたりが描かれていた)
いろんな経緯を経て、今の韓流、K=POPのブームが到来しているが、Wさんのような先人が頑張ってきたことを忘れてはなるまい。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング