ちょっとウゴキが
「若き宗家と至高の三味線」の英語版が仕上がった。といってもナレーションとテロップが英語だということで、中のやりとりの日本語オリジナルはそのままである。
実は、この作品が外国の映画祭に出品されるということで、英語化を計ったのだ。番組のタイトルは、日本語名は長すぎるので、「KIYOMOTO」とした。ちょっと格好いい。
日本の古典芸能の世界を描いた作品が、どれだけ欧米の人に伝わるのか、不安と期待が半ばする。本音はおそらくこの物語は世界の人に通用すると思う。芸(テクネー)を磨きたい、親子の情愛を大切にしたい、仲間を守りたい、という主題は普遍だからだ。
もし、これが海外で受賞でもしたら快挙だなと、ひとりほくそ笑んでいる。
この番組は、実は受賞づいている。8月に新設された「衛星放送アワード」で、ドキュメンタリー部門の最優秀をいただいたことは、以前記した。
昨日、ある放送番組賞の優秀番組賞をいただくことが内定した。2つめの受賞となる。素直に嬉しい。ギョーカイではあまりに話題にならなかったが、ネットではずいぶん嬉しい言葉をたくさん頂いていたから、内心すこし期待していた。それが次々に実現する。
思えば、2007年ATP賞で、「闘う三味線」が総務大臣賞、最優秀賞をいただいたことから始まり、「若き宗家と至高の三味線」で2011年の賞に続く。この後に放送される「杉本文楽」も同じ系統の番組で、これも仕上がりがなかなかいい。あわよくば、これも受賞対象にならないかなあと夢想している。
ムシが良すぎるか。
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