除染で解決できるか
いったん堆積した放射性物質を除去したから安全になるわけではないはずだ。だが、政府の発表を聞いていると、除染すれば安全だといわんばかり。
むしろ、3月12日のフクシマ水素爆発以来、各地に飛び散ったパーティクルがどれだけ、住民に外部、内部被爆させたことだろう。その累積の値こそ重要だと思うのだが、そこは微妙に外されているのが気になる。
ここへ来て、フクシマへの恐怖はやや薄らいでいるが、そんなものではないはずだ。ヒロシマでは原爆投下から3、4年後からさまざまな後障害が発生したこと。チェルノブイリの風下地域での少年少女たちの被害のことなど、過去に学ばなければならないことがたくさんある。
こんな大事なことが、紳助の引退話などで希薄になっていくこと。歯がゆい。今、チャンネルを8に回したら、司会者が「天才司会者が辞めていくことは残念」と歯のうくような恥ずかしいコメントを発している。
首相が本日辞意を表明する。ああ、なんの道筋をつけることもなく、ダッチロールを続けた政権。
この混迷は日本だけではない。欧州もアメリカも、さまざまな地域で収縮、バックラッシュが起きている。
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