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なぜ本を売れないのか

断捨離できない男


 会社の異動で、書類ロッカーを空けろという注文が庶務担当からきた。現役時代から溜め込んだ番組資料および書籍がデスク回りにかなり堆積している。実は、会社の倉庫に「冬のソナタ」のときに撮影して放送に使用しなかった映像も大量にある。それ以外の番組の映像資料はほとんど処分したのだが、冬ソナだけは再び必要なことがあるのではと考えると勿体なくて捨てられないのだ。この件はまだお目こぼししてもらえそうだが、マイデスクについては猶予なしとなってきた。

 明け渡しを要求されているロッカーには番組資料のファイル群が半分と書籍が半分だ。資料ファイルはともかく書籍などは売り払ったほうがいいと、頭では分かっているが心が頑なに拒んでいる。
まず、古書店へ持ち込むと想定した金額のおよそ10分の一しかならない。購入したときの50分の一ほどまで下がる。金額を聞いた途端に情けないやら、本が可哀相に思えたりやらでなかなか踏ん切りがつかないのだ。

 クボカクという人は書痴といいたいほど本を愛した。執筆のために購入するばかりか読書としても本を集めた。荻窪や阿佐ヶ谷、高円寺の古書店にいつも溜まっていて、貴重な書籍をなけなしの金をはたいてせっせと買っていた。全国の古書店のカタログを取り寄せていつもチェックしていた。そうして集めた書籍が借家の4分の3占めていた。花田清輝関係、ベンヤミン関係、現象学、メイエルホリド、ロシアフォルマリズム、マニエリスム、グラムシ関係、サーカス、演劇、と信じられない好奇心の塊だった。その膨大な書籍、まさに汗牛充棟もただならぬ書の山であった。それが、彼が急死して2年後に売らなくてはならないという話が出たとき、値踏みをしてもらったところ2,3百万しかならないということであった。買値は数千万、ひょっとするとそれ以上だったはずだ。その話を聞いたとき、あまりではないかと悲嘆にくれた。本も哀れだがクボカクはもっと可哀相に思えた。その書を手に入れるのに、どれほど情熱を傾けたかということが、まったく算定されないということが、とても不条理に思えた。

 自分の体験でも古本屋へ売却に行って落胆した経験があるから、なかなか売る気になれない。会社のデスクトップに60冊、デスクの下にも30冊。ロッカーに140冊。これをなんとかしなくてはならない。

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by yamato-y | 2011-06-30 17:27 | Comments(0)
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