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明け方のなゐに驚く

明け方のなゐに驚く

日曜の朝寝ときめこんでいたら、7時過ぎに地震(なゐ)がきた。千葉沖で震度3。このところ減っていたから嫌な感じ。出来るだけ東南海地震や福島原発のことから目をそらしたいと思いつつそうはいかない。忘れ去ろうとしても怖さは後ろから付いてきて、ついにはかぶさってくる。

昨夜、ジャン・ルノワールの「南部の人」を見た。名作の誉れ高いが、これまで見たことが無かった。役者もほとんど知らない名前ばかりだが、自然で少しユーモアが加味されたシリアスな演技に感心した。物語はコットンフィールドの続く南部の土地に入植した若夫婦の苦闘。
荒蕪地で井戸がなく畑もろくにない。牛も飼えないからミルクも手に入らず、野菜も食べられず、幼い息子は脚気になる。隣人との関係もうまくいかない。そこへ大嵐が襲ってきて、生活の基盤が根こそぎ破壊される。それでも逞しく生きていこうとする農民一家の話だ。「大草原の小さな家」とか「北の国から」などの貧しいユートピア物語の祖形にもなった作品で1946年のアカデミー賞監督賞を受賞している。監督のジャンは、あの印象派のルノワールの息子だが、親の七光りということもなく優れた能力を発揮している。嵐の翌日、川が氾濫して樹木がなぎ倒され家畜が流される。主人公が決死の救出にかかる場面などは迫力満点だ。かつ、貧しいながらも家族が気持ちを合わせて生きていこうとするけなげな姿がまぶしい。見事な演出である。

偉大な父をもった息子というのは苦しいものだ。何をやっても父と比較される。とくに画家ともなれば、莫大な資産財産が残されるから、仕事に就くというのも難しい。ピカソにしろシャガールにしろ、それぞれの子孫はほとんど遺産でなんの不自由もなくくらしていて、自分の人生ということを確立するのは難しいと思われる。
そんななかで、ジャン・ルノワールの生き方は光る。むろん、彼だって、最初の映画作りでは父ピエールの遺作を資金にしてとりかかるという面があるのだが、それでも映画人としての道をしっかり自分の手で築いた人といえる。

画家と子孫という主題で番組を作りたいと前から思っている。というか、身内は巨匠をどう見ていたかということを描いてみたい。日本の場合、なかなか興味深いケースがある。
洋画家の寺田政明の息子は役者の寺田農、奈良岡正夫の娘は奈良岡朋子。先日死去した彫刻家佐藤忠良の娘は佐藤オリエ。佐藤と親友だった舟越保武の息子は同じ彫刻家の舟越桂。みな、けっして親の盛名に溺れることもなく、芸術の道を歩んでいる。この人たちの目を通して芸術家の生涯を刻んでみたら、面白いのではないかと思ってもみたりして。

今気がついたのだが、「南部の人」は1945年に撮影され、46年に公開されている。
45年といえば、日本が戦争に負けた年。毎日といっていいぐらい空襲の続いていた時代だ。アメリカでは、仏から亡命していたジャンを起用して、こういう映画を作っていたのかと思うと、感慨は深い。

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明け方のなゐに驚く_c0048132_12164911.jpg

by yamato-y | 2011-05-22 10:33 | Comments(0)
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