春はたけてゆく
古書が高く売れないのは、65年間日本が戦争をしていないからだと、神田の親父が言った。
消失、焼失、破壊がないから、貴重な書物でもかなり残っている。だから、「洛陽の紙価」は高くならないという理屈だ。
それぐらい、日本は平和をむさぼってきたとも言える。
今回の災害はむろん戦争と比較するものでないことは分かっている。が、その破壊、不安、被害においてけっして劣るものではない。
夢はなぜ起きて立つと忘れてしまうのだろう。時には断片が残るのはどんな理由なのだろう。
還暦を過ぎて、ますます年少の頃抱いた疑問が大きくなってくる。
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