すみれ
「冬のソナタ」で使われた曲に「すみれ」というのがあった。
オリジナルでなく、2003年以前に韓国で流行った叙情歌であったようだ。サンヒョクがスキー場で企画したコンサートの前後で歌われていたことを思い出す。
今朝、ツヴァイク道を登りながら、斜面に愛らしいすみれがちらほら咲いているのを見つけた。タンポポの黄色に目を奪われていたが、山陰にひっそりと可憐なうすむらさきの花が風に揺れていた。
先週末、私と同期のTさんが第2次退職した。65歳になったからだが、彼は浪人をしているから同期といっても年上となる。彼は、あの名作「人体」を長年にわたって制作してきた名プロデューサーだ。この2年ほど、彼といっしょになって、遺伝子の企画を構想していたが、結局実現はできなかった。1年下のKさんと、3人で退職を祝う会をもうけた。無口なTさんは珍しく饒舌だった。彼は最初の赴任が北海道だったのだが、そこでまず出会ったのが原子力施設の問題だったということを感慨深く語った。終わりにいたって、福島原発のような事態をむかえることになるとは、科学ジャーナリストとしていろいろ思うところがあったようだ。
昨年、大きな番組を2本手がけた。ひとつはベトナム戦争関連、もうひとつは伝統芸能・邦楽の世界である。その2つが、コンクールに出品されることが決まったと、先週連絡を受けた。「叫び声が聞こえる」は日本の放送界でも有数のコンクールにエントリーされ、「若き宗家と至高の三味線」は今年から新しく発足したコンクールにエントリーされることになった。むろん、部内で選出されただけだが、それでも多数の中から選ばれたことを知ると嬉しい。ひとまず、エントリーシートを月曜日までに書き上げるつもりだ。
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