うらうらと早春の日に
ゆっくり朝寝して、今から東海道に乗って大磯へ帰ろうと思う。
湘南新宿ラインは節電のため運行していないから、品川経由しかない。少し混むかもしれないが、やむをえない。
太宰治の『津軽通信』は、戦争の終わる頃から翌年ぐらいまでの頃に書かれた作品だ。
やはり、あの戦争の余燼がくすぶっていた時期には異様なことがいろいろあったようだ。爾光尊事件のようなカルトな出来事も頻々とあったと、太宰は記している。
16年前の阪神淡路大震災のあった2ヶ月後に、地下鉄サリン事件が発生した。
今回の3・11ではどうなるだろうか。むろん、福島原発が終息したわけでないから、あの危機はまだ続いているのだが、ヘンテコな事件が起きなければいいが。
ふと世界に目を向けたら、リビア情勢が緊迫していた。スペイン内戦のマドリッド攻防戦のような緊迫した情勢だ。終わったと思われたシリアでも発砲騒ぎが起きている。この北アフリカ、中東の熱い闘い。なんだか、不謹慎だが、福島の1号炉から4号炉のような喧しさを彷彿させる。
ミャンマーでも規模は大きくないが地震があって被害が出ている。地球の地殻運動はアジアの局所だけだろうか。ユーラシア、アフリカ、アメリカ、南極などに綻びは出ていないのだろうか。
地震と津波は天災だから避けようがないと諦めもつく。が、原発事故は明らかに人災だ。しかも不気味さはまだ続く。今、世界には核兵器、平和利用の核、などの保管はどうなっているのか。これまで兵器以外は考えたこともなかったが、実は重大な人類の課題であったのだと、今回の事故を通じて認識した。
ところで、「地震酔い」という言葉があるそうだ。ふとしたときに、周りが揺れているという気になってしまい、気持ち悪くなる気分を指すようだ。実は、いささかその酔いにやられているみたい。
ちょっとした衝撃に、上からぶら下がっているものの振動をつい確かめる癖がついた。
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