冬のソナタへようこそ
この番組が、私が「冬のソナタ」の出会う契機となった。
昨年の1月まで、まったく「冬のソナタ」など見たこともなかった。
メロドラマと聞いて、担当することを少し躊躇したほどだ。57歳の私に
今更という感があったのも事実だ。
あることで講談社の仲のいい編集者に電話したとき、ひょんなことから
冬ソナの話題となった。彼は絶賛した。ぜひ、偏見を捨てて見るべきですよと
私を説得した。有能な人物なので言われるとおりにすると、たしかにドラマに
心を奪われた。
私は、この番組「ようこそ」および「冬のソナタ」の放映を成功させるためには、
主演のどちらかを呼ばなくてはならないと考えた。
そこで、チェ・ジウさんに手紙を書いた。
この番組一つで日韓関係に大きな改善が起こる可能性がある。
ぜひ、日本に来てほしい、あなたのために、私たちはコンサートサロン
「ポラリス」を作って待っている、とチェさんに私は呼びかけたのだ。
彼女は、多忙にも関わらず私の期待にこたえてくれた。
スケジュールを調整して、3月22日に来日してくれた。
112スタジオに現われたチェさんはオーラを放っていた。
チェさんはまさにかぐや姫だった。
かぐや、には輝くという意味があるが、チェさんは光輝いていた。
収録を終えた後知ったのだが、この夜チェさんはおなかがシクシクしていたという。
でも、そんな気配はいっさい見せず、にこやかに小野アナの質問に丁寧に答えた。
プロの仕事をはたしたのである。
翌日、原宿へチェさんは買い物に出かけた。可愛い小物を買って帰りたかったのだ。
一番の楽しみにしていると、マネージャーから聞かされたとき、少し不思議な気がした。
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チェさんと通訳のホンさん