上賀茂神社
土曜日に時間が出来た。せっかくの京都にいるのだ、寺院を訪ねようと思った。
河原町3条のバス停で、行く先は決めずにやってきたバスに乗った。
そのバスの路線の終点、上賀茂神社に行くことにした。
加茂川を遡って郊外へ出た地点、神山の麓に上賀茂社がある。天武帝時代に創建された
由緒ある神社だ。
バスを降りて境内に入るとおおぶりの枝垂桜が待っていた。ちょうど盛りだった。
花陰に入ると不思議な気配を感じる。
本殿に向かう途中に立砂が盛られてある。神が降臨するときの依代になるという。
本殿は権殿と並んであった。まさかのために二つ同じものがあるのこの神社には神道のかなり古い形を今に伝えている。
思いがけず、人が少なく「神韻縹渺」を味わうことができた。
この上賀茂神社の祭は、有名な葵祭である。5月17日、朝御所を出発した一行が下賀茂社を経て北上して上賀茂社に至る。古儀のまま行われるゆかしい祭だ。
この神社のシンボルは葵、この祭りの折、神前に葵が献じられ社殿に葵が飾られる。
その葵の印が、そこここにあった。
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