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休日出勤して

休日出勤して

昨日から、ずっと「バチカン・シークレット」に関わっている。といっても実際の作業はディレクターだが、一応その検分をやる勤めがあって、私は立会いを余儀なくされている。
今も、テロップ入れの最中で、上がるのは午後5時あたりだろう。そこから、完成試写が始まる。90分の番組だから、終わりは7時半。問題がなければそこですべての作業が終わる。

昨日書きかけて中断した、ミケランジェロの話。
歴史というのは、くっきりここからルネサンスが始まるというふうにはならない。じんわり、時代が動いて行って、後から見ると、あのあたりで時代がうねったということが分かるという事後的不確定的な事象として「歴史」はあると思えてならない。花田清輝がいう転形期というイメージ。

ということがあっても、ルネサンス、とりわけフィレンツェを中心とする「復興運動」はかなり明確なカタチで事態が動いていた。その中心にあったのは、メディチ家とミケランジェロではないだろうか。
それにしても、ミケの人生は数奇であり、その性格は複雑。おそらく、同時代で生きていたら、こんなに不快で嫌な人物はいないだろう。気難しく、独りよがりで、感情的で、不埒で。ところが、彫刻を刻んだり、フレスコの筆をとったりすれば、およそ凡人が想像もつかない壮大なイメージをミケは紡ぐのだ。

バチカン、システィーナ礼拝堂の壁画。下部の側面の画はポッチチェリら当時の巨匠たちの作品で、ミケのものではない。天井と祭壇前の「最後の審判」はミケのものだ。この両者の絵を比べるとまったく違うことに気づく。ミケの天才ぶりに驚嘆する。圧倒的にミケの作品は動きがあり、ダイナミックなのだ。まるで、人物が画から飛び出して、観客の前に躍り出るような作品。それに比べて、下部の作品は死んだ人間ばかり。スタテッィックで無表情な人物像ばかりなのだ。中世的な画像といえるかもしれない。

これは、ひとつはミケが彫刻家が本業であったことに由来すると思われる。立体感、質感、量感が圧倒的なのだ。だが、本業でない絵であったが、このシスティーナ礼拝堂の作品は絵画史に大きな影響を残していく。

このミケは、若い頃はサボナローラという原理主義者に傾倒したようだ。腐敗した教会を変革することに共感をもち、情熱を燃やした。その志は壮年になっても止むことなく、後年フィレンツエの市民たちが「革命」を起こしたときも、民衆の側にたって、ミケは戦った。刃向かう先は、彼が少年時代からさんざんお世話になったメディチ家。
やがて、仲間の市民から彼は裏切られ、市民、メディチ側双方から命を狙われるようになる。そのとき、隠れ潜んだのが、なんとメディチ家の菩提寺の寺院の地下だった。
この地下室が、今回の番組で紹介される。実に、わくわくする場面で、秘密の地下室はまるでインディ・ジョーンズの世界のようだ。

こういう裏切りや報復の横行する時代を生き抜いたミケは、晩年に深い喪失感に捉われたとしても無理はなかろう。彼の晩年に書いたという詩は、哀切であった。
こういうエピソードを散りばめた番組が、15日放送の「バチカン・シークレット~ミケランジェロの謎を追え」だ。

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by yamato-y | 2011-01-09 16:26 | Comments(0)
<< 唯に血を盛る瓶ならば ルネサンスの空(そら)夢 >>


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