箱根で起こされて
2日、3日と箱根駅伝をぼーっと見た。なにげに最後まで気になってしまった。
2日は、近づくヘリコプターの騒音で目が覚めた。大磯は駅伝のコースに入っているから、先頭が町に近づくと、取材のヘリコプターが飛んで来てウルサくて眠ってなどいられないのだ。いつも、この音で寝正月は破られる。5年ほど前までは、実際に走っている東海道まで行って見物したが、今は家でテレビ観戦となった。平塚中継所が画面に映って、慌てて駆けつけても、先頭はとっくのむかしに大磯を通過するから、だんだん億劫になった。
休みの間にヒッチコックを見続けると自分に言い聞かせたのだが、なかなか最後まで見ることが叶わない。「マーニー」「泥棒成金」の2本をいちおう再生してみたが、途中で居眠りして集中しない。なぜだ。映画が面白くないのだろうか。エリック・ロメールの「冬物語」とウッディ・アレンの映画も途中で船を漕いだから、どうも今年の正月は映画頭にならないらしい。
仕事のネタ探しを兼ねて読書にした。2007年に発行された『消えたカラバッジオ』は思わぬ収穫だった。めっぽう面白いのだ。ひょっとしたらアート番組の格好素材かもしれない。
3日の箱根山下りを見ていて、若者のはつらつとした体の動きに感心した。ついこの間まで、これぐらい体が動くだろうと思っていた動きが、今ではほとんど出来なくなっている現実。月並みだが、若いって素晴らしい。早稲田の選手が坂道でころんだときは、思わず「危ない」と叫んでしまった。
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