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霧のカレリア

霧のカレリア

トロイ・ドナヒューが8年前に死んでいたと聞いて、アメリカのベビーブーマーも晩年に入ったのだと感慨をもつ。といってもドナヒューは団塊世代より少し上だが、日米のベビーブーマーが憧れた青春映画のヒーローだった。

深夜ラジオを聞いていたら、拓郎が病み上がりの声でしゃべっていた。相変わらず、やんちゃな物言いだが、話がほとんど思い出になるのは、彼も晩年に入ったということだろう。反発しているのではない。その気分が分かるというものだ。
彼が、「それって、”霧のカレリア”ふうのメロディだったよね」とつぶやいた。

 北欧のバンド、スプートニクスが演奏していたインストルメンタルの曲だ。1965年頃のことだから私は高校生だった。チューニングが難しいラジオを操作して、深夜放送でかかるのを聞いたものだ。当時、ディスクジョッキーは土井勝が人気があった。この曲は哀愁を帯びていて、途中、ロシア民謡「トロイカ」が入って来る。少しせつない匂いがあった。

 霧のカレリアか。憧れたなあ。まだ海外渡航がままならない時期だ。ヨーロッパまで安い旅行にしようとすれば、シベリア鉄道を利用するという時代だった。東欧、西欧を巡ってきた人は英雄だった。五木寛之の「さらば、モスクワ愚連隊」が出版されたときは、ヨーロッパへの憧れを増幅させられた。この小説の主人公もシベリア鉄道経由の旅人だったはずだ。そして、当時はまだソ連の時代で、冷戦の厳しい規制があった。
ソ連とフィンランドの間に広がる地方、カレリア。ソ連から自由圏への出るには途中カレリア地方という非武装地帯を通らなくてはならないという話を、五木のほかの短編小説で読んだ。そこは霧の深い区域で、たくさんの共産圏の若者が脱出を計る場所でもあるというふうな能書きだったと思う。ひょっとすると、これは私の思い込みだったのかもしれないが、「霧のカレリア」という地名からそういう連想をもっていた。
いつか、北の霧深い大地で、荒涼とした緩衝地帯を横切ってみたいと夢想した。

それから15年も経たないうちに、冷戦は終わり、世界を自由に歩き回ることができるようになった。私もロシアやノルウェー、スェーデンにまで足を伸ばすようになったが、カレリア地方へはとうとう行くことがなかった。

 昔から霧が好きだ。大和川の冬の霧、コーンウォール地方の岸壁の霧、ブルージュの運河の霧、エジンバラの霧、いつも霧に会うと感動した。
カレリア地方には行ってみたかった。もう行けない。

なんて悲観的なことを記していたら、教え子からコメントが入った。10日前に男の子を生んだという。まだ10日しか経っていないのに、男前だから、写真メールを送りたいとのこと。親ばかちゃんりんのコメントを読んでいたら、思わず口元がほころんだ。
晩年、晩年と書いている男のブログに、新生児誕生の話がぽろり。

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by yamato-y | 2010-11-21 10:37 | Comments(0)
<< 地と図が入れ替わって だらだらと終わった日曜日 >>


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