橋をめぐって
橋はあの世とこの世を結ぶ場。生きてきた半生を振り返ると、たくさんの橋を渡ってきたものだと思う。
敦賀の町には木の芽川と笙の川が流れていた。木の芽橋と来迎寺橋、笙の川橋。
金沢には浅野川と犀川が流れていた。浅野川大橋、天神橋、御影大橋、犀川大橋、桜橋。
長崎には浦上川と中島川が流れていた。稲佐橋、眼鏡橋、大橋。
大阪には淀川が流れていた。桜宮橋、大江橋。
東京には多摩川が流れていた。多摩川是政橋。
大磯には花水川が流れていた。花水橋。
広島には太田川が流れていた。己斐大橋、平和大橋、相生橋。
そこに住んで慈しんできた橋だけでも10指に余る。馴染みの橋まで含めれば50を余る。
旅先で愛でてきた橋ならいくつの数となるだろう。
秋が深まるにつれて、人生の無常を思うことが次第に多くなって来た。
橋多き町に根下ろし桜鍋 慶太
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