あつよしの川
映画「四万十川」を見た。清流、四万十川のほとりに住む少年あつよしの成長物語だ。
仕立てといい、筋といい、篠田正浩監督の「少年時代」とよく似ている。が、恩地日出夫監督の作風のほうが自然さがある。
貧しい少女は、おかずのない弁当しか持って来られないので、「しろめし」と呼ばれて、いじめの対象になっている。その子をあつよしはかばう。その薄命な少女の後姿が、心に残った。
遠い日の、小学校でいじめに遭っていた朝鮮人同級生のデハラさんのことを思い出す。誇り高く駆けっこの早い娘だった。そういえば、中学校に進学してからの記憶がないから、どこか他所へ引越して行ったのだろう。
草深い土佐の山がの家が、なんとも懐かしさを狩り立てた。私は四万十川を見たことがないが、いかにも日本を代表する清流というのは、画面からも実感することができた。
明日、「母」とともに旅をする予定だ。ずっと気になっていることを、この2,3日の間にやろうと考えている。
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