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おーい、後輩

おーい、後輩

大磯の家に戻ると後輩から手紙が届いていた。
今から20年も前になるだろうか。その彼と教育テレビの「ETV8」という番組グループで机を並べていた。そこは、いろいろな番組部、例えば教養部、青少年部、科学部などから古ツワモノが寄せ集められてきた、寄り合い所帯だった。というか、各部では古参となって目障りな存在になったので、一箇所に煩い親父様たちを集めたといった趣だった。格好良く言えば、「独立愚連隊」。
数々の名作をものしてきたテレビ第2世代のツワモノたちが8人ほどいて、ヒラは私と後輩の二人だけだった。おっと、デスクもまだ管理職じゃなかったから、ヒラは3人、管理職のディレクターが8人、プロデューサーが一人という、今では考えられない組み合わせのぐるーぷだった。

だが、ここの居心地は悪くなかった。くだらないジェラシーや反発がなく、いい番組を作れば年少であろうと褒められ、手を抜いた番組を仕上げれば遠慮なく批判された。裏表がない分、楽といえば楽だった。
私と後輩は、センパイたちの高説(親父様たちはすぐに自慢をしたり、説教を垂れたりした)に隠れて、自分のやりたい企画をどしどしやった。大伴昌司を発見したのもこの時期であるし富士正晴や大江健三郎と出会ったのもこの番組セクションだった。
ただひとりの後輩は科学部出身だったが、人文系の番組をなかなか器用に作りあげていた。むろん、自分の得意分野の科学ネタについては追随を許さないものをいくつもものした。

数年後、後輩はこの会社を退職して、民放の報道へ転身した。30代半ばの転身だから、きっとやりたい新しいジャンルが彼に出来たのだろうと、私は眺めていた。その後、私は広島に転勤し、帰ってきてすぐ脳内出血を発症し、やがて出向となり現在に至ることとなる。
その20年の間に、後輩も大きな病気を患い、仕事においても曲折があったようだ。
彼もそろそろ定年をむかえる時期となった。その節目を間近にしながら、新しい道を探しているという報告が、本日落手した手紙に書いてあった。

彼ともう一度いっしょに仕事をやってみたい気がする。たとえ20年離れていても、あの頃に培ったPD感覚は今も同じだろう。ディレクター魂というか、己の番組を必死で守りぬいて、形に仕上げていくという精神。
私とて今ではゴール間近となり、ばりばり仕事をしているわけでなく、年に数本のドキュメントをこつこつ作るだけだが、それでも自分が立てた企画で世に問う喜びは少しも減退していない。
こういう場で、また相互に批評しながら番組を制作することが出来たらどんなに楽しいことだろう。とにかく、一度会って彼の話を聞きたいものだ。

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by yamato-y | 2010-06-13 20:04 | 登羊亭日乗 | Comments(0)
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