定年再出発 |
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林間で酒を
講義を終えて、土曜日だし天気もいいから学外で話をしようかと提案。人数も少ないからビールでも飲みながら話そうと、キャンパス近くの公園に移動したのが3時過ぎ。玉川上水のほとりの公園で、四月には桜が見事であった場所だが、5月初旬現在は新緑著しいケヤキが公園を支配していた。姿の美しい大ケヤキが4、5本立っている。梢をそうそうと風が吹き抜けていた。 園内のベンチはすべてふさがっていたので、ケヤキの根方に腰を下して話すことにした。 学生はたった3人。中国からの留学生Rさん、3年生のOくん、1年生のNさんだ。授業で、エリック・ロメールの話をしたので、その続きで映画の話、それから3人の企画について議論した。半年かけて、それぞれドキュメンタリー作品を作ろうとしているのだ。 高知出身のNさんは今年入学したばかりの初々しい1年生。大学の近くに住んでいて自転車で移動している。その自転車を借りて、コンビニでビールを買ってきてくれないかと3年生のOくんに依頼。気のいいOくんはすぐに出発。彼が帰って来るまで、それぞれの出身の身の上を聞いた。 中国人留学生のRさんの人生は25歳という年齢とは思えないほど起伏に富んでいた。フランスで生まれ、香港に移動し、アメリカで働き、日本へ渡航。4カ国語話せる。日本語は好きな漫画で覚えたという。現在は、アルバイトというより本業に近い仕事を請け負って、自分で生活費をまかなっている。たくましい。小柄だが、ふっくらした体型で柔和な童顔は、彼女をツワモノには見させない。現在、コンサートの映像を作る会社で働いている。その関連のドキュメンタリーを作ろうかというのが、彼女の企画提案だったが、私はそれには反対した。それとはまったく関係のないネタを主題にしたほうがいいと忠告すると、彼女もそうかもしれないといって、次回までに企画を練り直す約束をした。 Nさんはお笑いに関心があって、現在のお笑いブームの底辺をドキュメントしたいと考えている。売れない芸人たちに密着して、その生態を記録してみたいというのだ。悪くはないが、映像制作経験が皆無のNさんには少し荷が重いように思われる。そこを指摘すると、うーんと考え込んだ。もう少し考えてみようと、結論は出さず。 酒類を買ってきた0くんが到着。全員に配るが、18歳のNさんはむろんジュース。ベンチが空いたので、飲み物とカバンをもって、そちらへ移動する。 ところが、ビールを飲み始めた頃から風が吹き始め、体が少しずつ冷えて来た。半袖のNさんが寒そうなので、予備に持ってきた私の長袖シャツを貸してあげて羽織るように指示。体を震わせながら、ロング缶のビールを飲むことになった。歯の根をがちがち言わせながらの「宴」だが、みんな闊達に議論をするから楽しい。 Oくんは現在バイトでお台場に出かけることが多い。どんな仕事かと聞くと、お化け屋敷の手伝いをしているという。そこの展示映像を作らせてほしいと売り込んだことから、仕事を手伝うようになった。このイベントプロダクションの業績が好調で、今夏、台湾に進出する。台湾でお化け屋敷のイベントを立ち上げることになっていて、そこにOくんも参加する。お化け屋敷というのは日本独特の仕掛けだそうだ。この仕掛けが台湾でどう展開するのか。その様子をドキュメントしたいというのがO君の立てた企画。これには私も賛同した。面白そうなネタだ。彼は、これまでも自主で映像を何本も制作しているようで、映像的にもしっかりしたものが撮れそうで頼もしい。 およそ1時間。林間で酒を飲みながらのミーティングとなった。日がかげり風が出て来て、ますます体が冷えてきたので、4時過ぎにお開きとした。漢詩で「林間に酒をあたためて」というのがあったはずだが、われわれのは林間で冷たい酒を飲んで、体を冷やしてになったようだ。 それにしても、若い学生たちと、野外で風に吹かれながら、映像の話をあれこれすることは楽しいことだ。 帰りの西武多摩線の電車に揺られながら、夕暮れの国分寺の町をぼんやり眺める私。久しぶりに心がのんびりする。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2010-05-09 07:29
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