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ケンサンロー

 ケンサンロー

新学期が始まると、新入生歓迎コンパがあちこちで開かれる。
花の季節とあいまって、巷は浮き立つ。

今から、80年近く前、評論家の花田清輝は鹿児島の七高に入学した。
新歓コンパの自己紹介で、自分はナポリ近くの町の出身で祖先はイタリアの貴族だと
言い放った。家が没落し流れ流れて、日本のここ鹿児島に来るにいたったと、
朗々と演説したのだ。席にいた全員あっけにとられた。
そして、花田の顔を見てさもありなんと納得したという。彼は当時の人気俳優
ビクター・マチュアそっくりの美男だったのだ。マチュアは「聖衣」などローマものと言われた
時代劇のヒーローだった。

 次も、新入生の話。
大江健三郎さんが東大に入学して友達同士で名乗りあったとき、彼は自分の名を
「オーエ・ケンサンロー」と発音した。友がいぶかしむと、
「四国の山奥では、こういう発音をするのです。そこには独特の文化があるのです」
といって煙に巻いたそうだ。
大江さんは謹厳な人と思われているが、実際はなかなかユーモアに富んでいてサービス
精神の旺盛な人物だ。
このエピソードも、そういうサービスだとずっと思っていたが、
今朝伊丹十三の著作を読んでいて、あっと思った。
松山の高校時代伊丹は大江さんのことを「ケンサンロー」と呼んでいたのだ。

 類稀な才能をもった伊丹は先年死去した。彼が今も生きてあったら、大江文学の
新しい映像作品を、われわれは見ることができたかもしれない。それが惜しい。

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信濃町、慶応病院の桜並木
ケンサンロー_c0048132_1633333.jpg

by yamato-y | 2005-04-05 16:19 | 登羊亭日乗 | Comments(1)
Commented by rejoice at 2005-04-06 10:08 x
週末の暖かさで一気に開花した桜が美しいですね。
さて、知人に大江さんの話をすることがほとんどない私ですが、唯一、大江さんのユーモアとしてたまに紹介するエピソードがあります。
ノーベル賞を受賞された大江さんのご自宅にお祝いということで時間も構わず電話が鳴りつづける、ご家族の体調なども悪くなるようで閉口された大江さんが電話のコードごと切断してしまう。この話をされたあとの大江さんの弁解:
「しかし私はノーベル平和賞を受賞したのではありません」(笑)

新入生ということに関してのユーモアは思い出せませんでしたが、比較的最近の著作中に「なぜ学校へ行かなければならないのか」ということについての素敵な文章があったと思います。「取り替え子」の最後の方でドイツの新聞に掲載された記事、というかたちだったでしょうか。
今日帰ったらまた読んでみたいと思いました。
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