四月最初の日曜日
本日の日差しは柔らかい。休日ということで久しぶりに家の庭に出た。
素足で庭下駄をはいても寒くない。水仙と雪柳が白い花を競っていた。
「春の日は過ぎ行く」というのは、今ぺ・ヨンジュンの映画「四月の雪」を撮っている
監督の旧作のタイトルだ。これを見たとき、いいタイトルだなあと感じた。
ブログを始めて二月足らず、すっかりこの世界に入り込んでいる。
「瓶の手紙」でも書いたが、見知らぬ人とブログを通じてつながっていく楽しさは
テレビの番組とは比較にならない。テレビは巨大なオーディエンス(観客をあえて
オーディエンスと言う)を相手にしているが、沈黙のオーディエンスだ。
一方、ブログは1日多くて3桁の数の接触だが意思を疎通したり思いを交換したり
していると実感する。ブログの他者はオーディエンスではない。
ブログを開始して一月の頃から、本文の中に写真を挿入するようになったが、
ブログはいやインターネットはやはり言葉だ。言葉がこんなに他者に響くのか、
他者の言葉がこんなに私を虜にするのか、今更に驚いている。
ただ、筆者である私は半匿名だ。というか、筆者イコール私ではない。
感性、美意識、思考はかなり作られた(フィクショナルな)ものだ。
いわば、私の影だ。こういう伝達が今後どうなっていくのか興味深い。
春の日は、早々と過ぎて行く。
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