雨の匂い
1月に入ってずっと晴れている。私の足にも2度ばかりあかぎれが切れた。乾ききっている。夕方の天気予報を見ていたら、明日は久しぶりの雨という予報が出ている。
そういえば、ベランダに出て見ると雨の匂いがした。しけっているようなぐすんという感じ。しかも冬の氷雨でなく、春のやわらかい雨の匂いだ。
しばらく勉強していなかったから、2,3日まとまった本を読もうと思う。戦後史、特に昭和20年代後半から30年代末までを中心に読破しよう。ちょうど、藤子不二雄Aの「まんが道」の上京からトキワ荘に至る時代だ。まだ、敗戦の傷を持ちながら、新しい文化が胎動していた時代だ。この頃の「戦争の記憶」はどうなっていたのかを、改めて調べよう。
さらに、ベトナム戦争の歴史も押さえる必要が出てきた。今年秋のベトナム戦争開始五十年の特番の企画書の練り直しもあるから。少しずつ、頭が仕事モードに移行しつつある。
これまで見た映画で、雨がよく描かれたと思った作品は、成瀬巳喜男の「浮雲」の最終シーンだろう。胸苦しいばかりの驟雨の屋久島が忘れられない。今夜、成瀬の名作「流れる」を見ようと思う。
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