定年再出発 |
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聖なるいかがわしさ
寺山修司を読むのは山口小夜子さんのことをもっと知りたいから。 小夜子さんは伝説の「天井桟敷」の団員ではなかっただろうが、主要な客員であったはずと記憶している。たしか天井桟敷の公演に小夜子さんもいくたびか出演していたと記憶しているが、精確な情報をまだ手に入れていない。 小夜子さん自身、テラヤマの短歌が好きで高校生の頃から愛読していたと打ち明けてくれたことがある。 売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき この歌を小夜子さんはそらで朗詠してくれた。原宿の喫茶店の隅で呟く小夜子さんは深海魚のように神秘的だった。紅い唇の隠微が眼に焼きついた。 一見、テラヤマワールドはオタク世界と共通するように見えるが、そうではないと白石征は語る。《目と頭で考えるのじゃなくて、暗闇で、身体に触れ、身体の深いところで考える固有の身体的思考を主張しました。》 以前の新宿花園は便所の匂いがした。「和ちゃん」のトイレは板一枚隔てて便器とバーカウンターがあった。小便のしたたりは酒席にまで聞こえた。和ちゃんは私と同年で会津の出身だった。5年前、仕事中に脳出血を発症して死んだ。美人薄命。 小夜子さんの死も早かった。この人は私より年少だったが、近所のおねーさんという感じを漂わせた。「課外授業」で横浜山手の小学校で撮影したことは忘れられない。 先週のETV特集「須賀敦子」を見ていて、あれえと思ったことがあった。 イタリアに在住していて、日本文学の古典を翻訳しているという消息を書いた須賀の手紙の文面だ。「枕草紙」とあったのだ。おそらく「枕草子」のつもりであったのだろう。 でも「枕草紙」が有名なのは江戸時代に流行した性風俗を描いた春画の一種を指すことだ。ベッドに持ち込まれるから枕絵と呼ばれるもののひとつだ。 むろん、須賀敦子はそんなつもりはないのだが、手紙のなかにはっきり書かれてあるのを見るとおかしくてならない。 さきほど「宮崎VS養老」対談の放送が終わった。ネットで感想を調べていてちょっとカチンと来た。音声がこもっていて聞き取りにくいと苦情が出ているのだ。そんなことは、実施する前から私たちも懸念していたが、イベントを撮影させてもらうにはいろいろな制約がついていて、放送の側だけの事情ではすまないことがあるのだ。むしろ、数少ない巨匠たちのイベントを収録できることだけでもいいのではないかと、言い張りたくなる。現場で努力しているのに、悲しい。 だいたい、出演している二人に対して失礼な文言が飛び交っていることには、ひどく抵抗を感じてしまう。 もっと、番組に対しておおらかであってほしい。硬い番組のなかにエログロがちらっと入っていることの可笑しさを笑い飛ばすとか。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2009-10-24 18:37
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Comments(1)
Commented
by
t-yama-hippo at 2009-10-25 10:12
この対談番組、待ちに待って見させていただきました。お二人の示唆に富んだご発言やご活動に触れることが出来、有意義な一時でした。ありがとうございました。
さて、「出演している二人に対して失礼な文言が飛び交っている」とのこと、本当に残念ですね。 ただ、音声がこもっていて聞き取りにくいと苦情が出ていることに関しては、苦情の表現がどのようなものだったかはわかりませんが、私も折角の貴重な発言がよく聞き取れず、「もったいないな、残念だな」との印象を抱きました。 yamato-yさんの「収録できることだけでもいいのではないかと言い張りたくなる。現場で努力しているのに、お門違いの苦情」とお書きになっていらっしゃるのには少々違和感を感じました。対談者の言葉が聞き取れなければ折角の製作側の思いが伝わりきれません。ご努力のほどは推察いたしますが、技術的な改善の余地がないものとは思えません。作り手側のスタンスとしては、「お門違いな苦情」とお取りになるのではなく、「今度やる時は是非改善したい」という前向きなものであってほしかったと思います。 勝手なもに言い、失礼しました。
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