御池のそばで
本日の宮崎・養老対談収録のために烏丸御池のホテルハートンに昨日から入っている。
対談の会場はマンガミュージアム。そのそばのホテルに投宿しているのだ。久しぶりに立派なホテルに泊まることになった。部屋も広いし少し贅沢な気分。
大学授業のレギュラーときは四条木屋町の一泊5000円の定宿だが、今回は10000円のいいホテルのダブル、シングルユースだ。朝食もついている。今朝、和食コーナーに行ったらおかゆ定食だった。
この後。10時から現場で作業を開始。といっても、会場は11時まで別のイベントが行われているため、廊下で機材の点検などを行う。カメラ4台活用する擬似中継スタイルの撮影だ。
昨夜は夜10時までセッティングにかかった。作業を終えて出てくると、雨がぽつぽつ来ていたが、今朝はなんとか降らないでもってくれそうだ。しかし、黒い雲が低く垂れ込めているのが不安。
マンガミュージアムは実に便利のいい場所にある。京都駅からまっすぐ伸びる烏丸通りを上がる御池という目抜きにあるのだ。それもそのはず。ここはかつての名門小学校のあった場所。大正の頃に建てられたという由緒あるコンクリート建築をそのまま利用している。この部屋の趣がまたいい。
昨日、午後4時ごろに到着すると、館内には2、300人ほどの観客がいた。日曜日とあって平日より多かった。みんなマンガを手にとって、好きな場所で読みふけっている。特に校庭であった庭には人工芝が敷き詰められ、入場者はそこで寝転がってマンガを読むことができる。たいてい、5冊ほどかかえて読んでいる。外国人の姿も少なくない。
たしか、ここは河合隼雄さんが文化庁長官のときに、河合さんの提言もあってこういうミュージアムが作られたはず。過疎化、少子化で廃校となった校舎を利用したこのミュージアムは、ある意味でこれからのハコモノ利用のお手本になるかもしれない。
ミュージアム会場入り口の掲示板を見て驚いた。3つのイベントのポスターが張ってある。今、開催中が「美少女フィギュア原型師ボーメの世界」。まもなく始るのが「少年サンデー・少年マガジン創刊50年展」。そして、本日のイベント「宮崎駿、養老孟司トーク」。すべて、私が関わった企画だ。
午後1時からのトーク。宮崎駿さん養老孟司さんからどんな話が飛び出すのだろうか。
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