雀の声さえ
長いロードが終わった。14日から5日間の集中講義、土曜日の科学研究、と連続学問を終え、日曜日から23日までがETV特集の編集、仕上げの作成作業となった。ようやく一本の番組になった。今回は苦戦というより、放送日の予定が延長されたため、ポストプロダクションにも時間を念入りに時間をかけたためこういう長丁場の仕事となった。
といっても仕事の合間には苦しいことを想起しながらで、低空飛行でやっとたどり着いたというのが本音だ。
番組は悪くない。ディレクターの情熱がたっぷりこもった熱い作品になっている。生誕100年という節目の太宰ドキュメンタリーとしての風格と内容を備えた作品となった。本日、午後からマスコミ各社への広報が行われる。
しかし、8月末に予定していたものが消えたり変更してもらったりしてよかったとしか言いようがない。9月11日に品川のインテリジェントビルでオープンしたあるオフィスの記念セレモニーの取材、編集がなくなったことは、結果としてかなり楽になった。さらに、11月放送予定としていた企画も来年度に延期してもらったことも大きい。
あとは、年末の番組だ。これが28日に本番をむかえる。この打ち合わせが今夕ある。なんとか、体調を崩さないようにしていかなければいけない。年々、体力、健康が落ちている。
誰かが言っていたが、老化は徐々にではなく,階段を下るようにドスンドスンとある一定の期間で来る。
昨日、三好達治のエッセーを読んだ。そこにある雅量がつくづく羨ましいと思った。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング