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五条坂

五条坂

今朝、母の歌集「五条坂」が出来上がって届いた。
28ページの薄い冊子だが、ダイゴさんのデザインで美しい「本」となった。
これを明日の朝に母のベッドへ届けてもらうつもりだ。見て、どんな顔をするだろう。こんな晴れがましいことになるとはと照れるに違いない。たいていのことなら遠慮する人だが、歌集にかぎって編んで本にするということを厭わなかった。やはり、短歌は母の生きがいになっているのだ。

母と坂という関係でいえば、さだまさしの「無縁坂」が思い出される。
♪運がいいとか 悪いとか 人はときどき 口にするけど
  そういうことって たしかにあると あなたを見てて そう思う
  忍ぶ 不忍(シノバズ) 無縁坂 かみしめるようなささやかな 僕の母の人生
これほど繊細なものではないが、母の人生はやはり忍ぶ人生であったと思う。

その反動であったか、私はいっこうに我慢しないまま人生を送ってきた。自分のやりたいことをやりたいようにやってきた。人生の行く手にはきっと大きなギフトがあるにちがいないと信じて、せっせと仕事をしてきた。独我論的仕事の仕方もしくは生き方である。
私の周りの人たちがどんなふうに思い感じているかには頓着しない、一顧だにしなかった。その独我論が破れたのは44歳のときの脳内出血であり、57歳のときの定年であった。
それらを契機に不忍(しのばず)の人生は道半ばにして迷うことになった。

母は戦時下に五条坂をのぼって教会とであった。そこで聞いた讃美歌に心をうたれ、終生信仰をもって生きることとなった。
底冷えのきびしき京の街五条坂の教会訪ひしは五十年まへ
やがて雪国に嫁いで、直情息子径行にして頑固な夫と連れ添い3人の息子を育てる苦労を重ねた。それを祖父は予感したのか、嫁ぐことが決まったとき娘である母に闇市で長靴を買って与えた。無口で無骨な祖父にしては珍しい出来事で、母の心に残った。
雪国に嫁ぎゆくわれに闇市でゴムの長靴買ひくれし父よ
昭和22年のことである。
忍ぶ人生を歩いた母の道。そういう母の人生が少し透けて見えるような歌集となった。

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by yamato-y | 2009-09-08 14:39 | 登羊亭日乗 | Comments(1)
Commented at 2009-09-09 02:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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