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Qという字

Qという字

村上春樹の新作『1Q84』が出たという評判は、世界を駆け巡っているはず。間をおかずにすぐに各国語での訳が公刊されることであろう。大げさにいえば、あの世界を席巻したハリーポッター現象とよく似ている。
この世界的なファンタジーは世界に1000万の読者をもっている。日本人のわれらであっても英国のファンタジーをそれほどずれもなく受け取れるようになったのは、近代150年間かけての文化摂取や映画などの映像の注入によるところが大きいであろう。

グローバリズムは世界の文化を流通させるようになったが、需要と供給は不均衡である。西欧文明は圧倒的に出超であり、他の文明は入超である。つまり、日本は受容するばかりで、極東の文化文明などはなかなか広まっていかない。
という見方は二十世紀のことであって、ジャパニメーションや、マンガが世界進出した今では、日本のありふれた風景、光景はけっこう世界の常識になっている(若い世代にかぎるかもしれないが)

そのデンでいけば、『1Q84』が翻訳されても、それほど注釈などを付けずにすむと思われる。が、最大の魅力であるタイトルの意味はどうやって理解させる方法を、翻訳者たちはとるのであろうか。興味深い。
日本語の世界では、9とQが同じ音をもっているということを知っているから、イチキューハチヨンは1984と1Q84の2通りがあっても不思議とは感じないが、他の言語世界の人はそうはいかない。それをいちいち注にしていけば、物語は興ざめになりかねない。どうやるのだろう。
でも、われわれはQという文字は数字の9と同じ音韻をもつというだけでなく、さらに多義性をこめている。藤子不二雄さんから直接聞いたが、オバケのQ太郎は安部公房の本を見ていて、Qという文字が目にとまり、タイトルに使ったという。さらに「ウルトラQ」というテレビドラマもQのニュアンスに多大な影響を与えているはず。つまり、Q,という字には60年代以降発達した日本SFの匂いがするのだ。

今回の新作批評のなかには、Qを魯迅の「阿Q正伝」に求めているようだが、私にはそうではなく、安部公房-オバケのQ太郎-ウルトラQの流れにあると、見たい。

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by yamato-y | 2009-07-27 14:18 | Comments(0)
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