友情を忘れない
去年、「冬のソナタ」をキャンペーンしたとき、時代が動いたと
実感したものだ。戦前の暗い記憶をもつ中高年の婦人たちが
韓国語がフランス語のように聞こえる、それほどかの国が
麗しく見えると口々に言ったのだ。
あれから約1年、マスコミは韓流ともてはやし、韓国のテレビ
映画を、ことあるごとに取り上げ、話題にした。
それはそれでいいのだが、私は何か違和感があった。
韓国の作品であれば良いというわけではないだろう。
この大きなブームは、すべて「冬のソナタ」による。
私にはそう思えてならないのだ。この「メロドラマ」は同類のもの
とは比べ物にならないぐらい、よく出来ていた。美しい映像、
美しい役者、美しい台詞、・・・
日本のシナリオ作家が、ある種のパターンですよ、その気になれば
書けるようなことを言っていたが、それは違う。これは、
ユン・ソクホと
いう才能によるのだ。このことを強調したいし、彼の日本への思い
友情に感謝したい。
今、日本と韓国の間に厳しい状況が現れてはいるが、何とか
この窮境を互いの努力で乗り越えていきたい。
まもなく、ユン監督の新しい作品のクランクインがある。
テーマは春。この物語は生きることを励ますような作品にしたいと
監督は考えている。
二つの国の間に生まれた友情。忘れたくない。
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