ミニ入院
水曜日に手術を受けた。その夜遅く腰が痛くなって目が覚めた。同じ方向を向いて寝ていたので凝ったのだ。病院ベッドの手すりにつかまって這い上がり、体の向きを変えた。これだけのことに3分はかかった。依然術後の不快感はあったので気を紛らすつもりで、キイボードに向かう。
下半身の一部(痔ではない)を切開しただけだが、たったそれだけでもこれほど不自由な状態になる。10年前の脳出血を発症したときを思い出した。あのときはもっと悲惨だった。3ヶ月におよぶ療養となった。発作を起こしたときより、意識がもどってからの数ヶ月が苦しかった。少しよくなると不快や不満がでた。思うようにならないことに、自分自身にはらを立てた。
今回の手術は、定年を機に、不安材料を除去しておこうと試みたのだが、やはり「闘病」はしんどい。
だが、ストレッチャーでの移動や病室の状況をいつのまにか観察している。「最期のひばり」や「もう一度、投げたかった」で描いたリアリティはあっていたかを確認していたのだ。
それにしても健康であることは有難いことと思った。
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