定年再出発 |
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一次情報
梶原一騎夫人、高森篤子さんがこんな思い出を教えてくれた。 《梶原一騎は子供たちにけっして太宰治を読むなと命じていた。太宰の作品がくだらないから読むなという意味かと思ったらそうではなかった。『巨人の星』を執筆していた頃、仕事部屋には、太宰が引用して有名なベルレーヌの詩「選ばれし者の恍惚と不安―」の一節を紙に書いて、壁に貼っていたほど、太宰を愛していた。読むなというのは梶原独特のテレでもあった。》 太宰の小説を梶原は密かに好んだ。そして、一つ誇りに思うエピソードを機嫌のいいときに梶原は語った。 《戦後、梶原の父髙森龍夫は文芸書の編集者をしていた。父がうなぎ屋で太宰と打ち合わせをしていたとき、血相を変えた三島由紀夫が飛び込んできた。》 ただ、これだけの話だが、篤子さんは今も心に深く刻んでいる。 今、篤子さんは梶原と送った半生を書きおろしている。おそらく年内には出版されると思うが、梶原と篤子さんの短くも激しい人生の一端を、その書を通じてわれわれは知ることができるだろう。これまで知られなかった梶原一騎像が浮上してくるはずだ。当事者の重要な証言だ。出版が待ち遠しい。 ところで、篤子さんはこの原稿をすべて自分で書いている。ゴーストライターはいない。一文字一文字、鉛筆で原稿用紙の升目を埋めている。「だから、書くのが遅いのよ」と謙遜するのだが、私は篤子さんのその努力に敬意を表したい。というのは、漫画やアニメ、特撮などに関する書物があまりに、1次情報が少なく“引用”したものが多いからだ。 きっこのブログで「唐沢俊一氏の盗作疑惑について公開質問」というニュースを見た。どうして、きっこさんがこういう問題に関心があるのか、真意が分からないのだが、興味深い主題だ。内容はこんなことだった。 《数々の盗作疑惑が取りざたされている唐沢俊一氏(51)が、6月18日(木)19時からジュンク堂書店池袋本店で「オタクは大人になってからがおもしろい」というトークセッションを開催する。・・・唐沢氏はこれまでにインターネット上の個人ブログやメルマガのエントリーを丸ごと書き写したような書籍を刊行し、該当ブログの運営者らと何度も問題を起こして来たが、その都度うやむやにして来た経緯がある。今回、多くの関係者がいる場で、これまでの唐沢氏の行為をこと細かに検証して来たA氏が公開質問する云々・・・》 この記事の関連を読むと、次々に唐沢氏の問題点が暴露されていた。 以前から感じていたのだが、ポップカルチャーを愛好する人のなかに、取材源や著作権のことを無視する人が多いということだ。コミックマーケットなどでも、本歌取りのような作品が多く、それゆえあえてそういう権利を無視するという傾向が多いようだ。ある程度、表現に対して寛大であるというのは理解できるが、パクリに近いところまでいくとやはり問題は残る。 というか、それまでの表現物に対する不信感が生じてくるから、できるだけ、オリジナルな作品を書くべきだと思う。高森篤子さんは、すべて自身の体験に裏打ちされたものを書いている。そこを地道に思い出して、記述する努力がえらいと思った。 来月、内田勝さんをしのぶ会が開かれる。その情報を昨日法事の席で初めて聞いた。関係者は、私が初めて聞いたということにショックを受けていた。というのも、内田さんと私の関係は大伴昌司を私が取材した20年前からの付き合いだからだ。先日の「ザ・ライバル」でも、内田さんをモデルにして私が番組を作っているのだから、当然、そういうことを知っていると思っていたのだ。 私は5年にわたって内田さんから個人的な書簡を受けとっていて、少年週刊誌のある時代についてあれこれ聞かされていたが、ここで知る話はほとんど世に出ていないものばかりである。内田さんもずっと胸に秘めていたと思われる。そのことを伝えうる義務があることを感じつつ、今、世間に流布している言説との違いにいささか驚いている。この内田談話やサンデーやマガジンの関係者の証言を、どのように扱おうか今考えている。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2009-05-31 16:41
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