かわうそ亭
4年ほどブログを書いていると、同好の士と巡り会うことも出て来る。全国には、やはり自分と同じようなことに拘る人もいるんだなあと思えて楽しくなることがある。
今回も、芭蕉とその弟子杜国のことを書いた私の記事にコメントを寄せてくれた人があった。かわうそ亭さんという。その人のブログを読み始めたら面白くて止まらない。すべてが一致するわけではないが、好みや志向がよく似ていると感じた。プロフィールを拝見すると、趣味は「読書,映画,俳句,連句,短歌,漢詩文,英語,中国語,Mac,写真,jazz」だとか。頭から6までは私と同じ。7から10までは違うが11のjazzは同意。ただし、私は歌謡曲も入れておきたい。
さて、楽しいのはこのかわうそ亭とあだ名を使用する御仁はどんな人だろうかと想像することだ。どうやら関西の人らしい。梅田あたりに職場をもち、京阪間に住んでいると推測する。最初、職業は大学の先生かしらむと思ったが、雑読の幅広さから推すと、堅気でもなさそうだ。年齢は、私より一回り下の40代後半。若いわりには俳句の造詣が深い。読んで教えられる記事がいくつもあった。なぜ若年の朋かと思ったかというと、パソコンの情報に詳しいこと、文体が話し言葉混じりで今風であることだ。
でも、こんな推測が全部裏切られて、例えば20代の女性だったり70代の男性だったりすると、それも面白いのだが――。
ときおり、ブログに寄せている俳句はなかなかのものがある。一度、いっしょに歌仙などを巻いてみたいと思わせる。
一番参照になるのは映画紹介だ。私の知らないミニシアター系の作品がかなり紹介されている。このリストを手がかりにこれからDVDをレンタルしようかな。ただ、私と違ってミステリーやホラーはあまりお好みではないようだ。それは残念。かつ三谷幸喜の作品の評価などは私とはちがう。
しかし、ネットの世界も深みを増している。こういう御仁がさりげなく滋味深い記事を提供してくれるのだから。定年以後のくらしに広がりを持たせられる。今、私は中野孝次を読みつつ、かわうそ亭を味読する。残念なことに、私はリンクの張り方が分からないが、おそらく「かわうそ亭」で引けば、すぐに到着できるはず。
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