定年再出発 |
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謀略の
今、ちょっとした歴史ブームだそうだ。女性の歴史ファンが増えている。彼らが好むのは、非業の死を遂げた戦国武将や薄幸の武士たちだ。昨年の篤姫や今年の直江兼続などより、真田幸村親子や土方歳三が人気があるそうだ。 歴史の旅番組企画を考えていたら、知人から不思議な話を聞かされた。 日本の戦国時代にしろ、中国の三国志の時代にしろ、陰謀渦巻くなかで起きた事件がかなりある。そのなかに、「一服盛られる」ということがある。歴史番組を考えるなら謀略に関するセンスがないといけないと、知人は大真面目にこういうのだ。 「先日のG8に出席した大臣は、一服盛られたのですよ。でなくては、ワインをちょっと口につけただけであれほどメロメロになりませんよ。だって、タイミングがよすぎるじゃないですか。ちょうど前首相の造反といいアメリカ新政権の使者といい。まるで申し合わせたように事態が重なっていた。」 「どういうことよ」と私は面白がって聞く。彼は10歳私より若いが、日本の歴史特に幕末時代にはめっぽう詳しいのだ。城マニアでもある。 「実は・・・。あのヨッパライ大臣と現首相は、アメリカ国債を買うのはやめようと決めていたのですよ。もし、そうなったらアメリカは困るでしょ。それと、あの前首相はアメリカ大好きだから、いっしょに動いたのですよ。」 私は噴き出しそうになった。まさに「噴飯もの」。いや、笑っては知人に失礼だったようだ。彼は憤然と 「あ、そうやってバカにするのですね。でも今にきっと、この謀略の事実が歴史として明らかになるでしょう。だって、これまでにも信じられないような事件が起きたということを、歴史は示しているじゃないですか。」 「ふーん、本当にそう思うの。だとすると、あのヨッパライは悲劇の人物ということになるね。だけど、あの都知事なんかは微妙な言い方をしていたね。」 「ありゃあ、ガス抜きですよ」 と夕方の会議室で、酒も飲まないのに、延々謀略論議とあいなった。 なんだか時代劇を見たくなり、帰りに駅前のツタヤに寄って、古い東映映画をレンタル。「十七人の忍者」、大友柳太朗、里見浩太郎などが出ている。ケースのスチール写真には、白塗りではなくリアルな顔の役者が写っている。東映お決まりの勧善懲悪ではなさそうだ。脚本は池上金男。たしか、後に時代小説「四十七人の刺客」を書いた人だったはずだ。その名前に惹かれて借りることにした。そして、昨夜遅くまで見た。面白かった。伊賀の公義隠密と雑賀の忍者との戦い。背景に3代将軍家光と弟忠長の争いがあった。まさに、謀略戦だ。 しかし、この映画を見ているうちに、通俗性とは何だろうと考え込んだ。この映画の監督は長谷川安人とある。私は初めて見る名前だった。重厚な白黒の画面はなまなかのものではなく、相当な力量の持ち主と見た。だが、映画史には名前は残っていない。この映画と、黒沢の「影武者」とどこが違うのだろう。牢屋に入れられた大友の照明などは実に見事なものなのだが、映画全体としては通俗に流れている。その象徴は雑賀の近衛重四郎の役どころだった。あまりに柳生列堂しているのだ。つまり、超人めいている。この人物をもう少し丁寧に描ければ、けっしてクロサワには劣りはしないだろうに。 さて、この忍者映画から敷衍して、先のイタリアG8の醜聞を見てみた。もし、一服盛られたとすれば、件のワインが問題だ。その昼食を摂ったレストランを洗い直してみればすぐ分かるはずだ。そのワインを押さえろ。次にアメリカ国債の購入実績を調べろ。 だけど一番肝腎なことは、ワインを少ししか口につけなかったかどうかだ。本当に、ごっくんとワインをやりもしなかったのか。あれほどいつも酩酊にある人物が、酒に目がない人物が、そんな程度で済むのか。そこに同席していたという、ジャーナリストたちはワインの味をどう感じたのか。彼らも酩酊状態におちいったのか。せっかくの同行記者団なんだから、そういうリポートを発表すればいいのに。あの佐藤優ならどう見るのだろう。 しばらくは電車の中吊り広告は目を離せない。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2009-02-21 10:03
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