ちょっと嬉しいリアクション
《大伴の書斎から番組が始まる「21世紀を夢見た日々~日本SFの50年~」(2007年10月21日放送)は、レアな映像・音声の数々でSFファンの間で大評判となった。》と書かれてあるよと、友人が教えてくれて読んだ。1年以上経った番組だったが、59歳のときのディレクター作品だったから思い入れがあったので、この反響は嬉しく思った。とにかく、放送直後はまったく反応はない。どころか、そんなサブカルチャーの番組ばかりやっていないで、もっと志のある作品をと窘める向きもあった。そうかなあ、そんなに時代と合っていないかなと首をひねることが多かった。
あれからおよそ1年、こんな意見があったと聞いてとても嬉しく感じた。
同じETV特集「新しい文化フィギュアの出現」のリアクションも嬉しいものがある。おたくと言われる人たちの反応はネットのなかでかなり見ることができた。おおむね好意的な評価だった。とにかく、ボーメさんの情熱に心動かされたという意見が目についた。厳しい目をもっているおたくたちが好感をもってくれたことは有り難い。前から、おたくたちと非おたくたちの根拠のない対立は気になっていて、なんとか、相互の意見が交流できるようにしたいと思っていた。まず、おたくたちが自分たちのテリトリーに私のような門外漢が好奇心で入りこむことを認めてくれたことがよかった。
一方、会社が番組のモニターをしていて、そこでの反響も本日得た。およそ20人のモニター。大半が中高年。30代以下は見当たらない。こういう人たちはフィギュアということに最初から偏見ももって視聴するだろうから、けっして反応は温かくないだろうと予想していた。
ところが、驚いたことに否定的な意見はまったくなかった。若者たちが、夢中になる気持ちがなんとなく分かったとか、自分も間近で見たいとかの意見がたくさん見られた。まったく予想外だった。
午後に入って来た情報。12月20日(日)のNHKアーカイブスの放送計画に、私の番組が上がっている。「もう一度、投げたかった~炎のストッパー津田恒美の直球人生」がまた放送されるというのだ。どうやら、広島市民球場が閉鎖されるトピックに合わせて、この番組が取り上げられることになったようだ。これは、何度再放送されただろう。でも、いつもおおぜいの人から嬉しい反響をもらっている。
番組の制作担当者というのは、メッセージや思いが視聴者に伝わることを、なによりの喜びとする。
さらに、もう一つ再放送が入っている。ハイビジョン放送で「闘う三味線~人間国宝に挑む」が、なんと正月元旦の1月1日夜間に放送されるのだ。この2本の番組は私もとても愛着のあるものだけに、何度放送されても嬉しいものだ。
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