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グリーフワーク

喪の作業(グリーフワーク)


悲嘆、悲傷――胸が裂かれるような悲しみ
休日の午後ということで、パソコンとトートバッグを持って駅前に行った。目黒アトレの有隣堂に入って新書を漁った。2冊、気になる本があった。作家眉村卓の「妻に捧げた1778話」(新潮新書)と川本三郎の「向田邦子と昭和の東京」 (新潮新書 259)」両方とも新潮新書だ。

昨年の夏、「日本SFの50年」という番組取材で、私は眉村さんに大阪のホテルで2時間インタビューしたことがある。その折に、記念にと眉村さんからいただいた私家版の本が「妻に捧げた1778話」の原本だった。不治の病にかかった奥様のために、毎日一話ずつお話を書くということを実践した本だ。奥様は5年の闘病を経て、3年前に亡くなっておられる。その私家版をいただいたとき、私は眉村さんの誠実と愛情の深さに驚き感じ入った。これが広く知られないであるのは残念な気がしていたから、今回出版されたと聞いて嬉しい。

川本さんの著作は好きだからすぐ手にとる。主題が向田邦子とくればなおさらだ。その内容についてはまた別に書こう。
あとがきが気になった。向田が乳がんになったときのことを、川本さんはとても興味深く書いている。その病を恐れた向田の悲しみのようなものを川本さんが深く共感しているのは、今夏、川本さんが最愛の奥様を亡くしたことと関係があるのではないかと、私は思う。詳しくは書かないが、どうもそんな気がしてならない。

眉村さんも川本さんも大人だから、ベターハーフを喪失したことを声高に語っていない。だが、なにかいい知れない悲しみが充満していると、私は受け取った。

このところ、ずっと私は「喪の作業」ということに関心をもっている。愛する人を亡くしたとき、残されたものの悲しみをどうやって放出、止揚、解消、納得させるのかという難しい作業のことにだ。
まず、愛する人を失うことを悲嘆または悲傷と名付けたい。英語ではグリーフ。

半年ほど前に、私は昔よくかよった居酒屋の主である親父と女将を探した話を数回にわたって書いた。消息を尋ねると親父は3年前に癌で帰天していた。残された女将は悲嘆のあまり姿を消したのだ。行方を探した。あれこれあって、所在を知った。が、当人は私たち昔の仲間たちとは会いたくないと拒絶した。彼女の悲傷があまりに深いのだと知った。

時折、その人に連絡をとる。悲しみはまだ癒えない。続いている。

病気で、愛する人を失っても悲しみが深いなら、自殺で亡くした家族はいかほどの悲しみとなるのだろう。ウェブで「自死遺族」という言葉を知った。家族から自殺者が出てしまった人たちを「自死家族(自死遺族という言い方もあります)」と表現する。残されたこの人たちの苦痛や苦悩は、想像を絶するものがある。ずっと自分を責め続ける。あのとき、なぜ私は救うことができなかったかと。

人を失った後の「悲しみ」というのが、どれほど深いか。
こんな言葉があった。「悲嘆の苦痛は、愛の喜びと同様に人生の一部なのです。それはおそらく愛のために支払う代価、人と結び付くことへの代償なのでしょう」
愛が大きければその代償も大きくなるという理屈は分かる。美しい言葉だが外部にあれば美しいといえても、当事者にとってはどれほど辛く苦しいものか。悲嘆を隠し遅延させることは予期しないような大きな結果を生み出すこともある。自分ではコントロールできないようなモンスターが出現するのだ。精神を病むことになる。

この自死遺族の声が、「彼方へ哀しみの時」というサイトにある。ぜひ、大勢の人に読んでほしい声だった。

吉本ばななの最新作『彼女について』。ややケースが違うかもしれないが、この本もまた「喪の作業」を主題にしていた。

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by YAMATO-Y | 2008-11-23 18:23 | Comments(0)
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