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少年誌の青春時代②

編集者の情熱

 総理大臣がろくに字が読めないのは漫画ばかり読んでいるからだという、からかう意見が出てきた。
ああ、やはりこんな議論が起きるのだろうな、この数年漫画やアニメなど”サブカルチャー”が注目され持て囃されてきたが反動が来るかもしれないなと若干危惧していたのだ。そう思ったのは、私ら団塊世代はいつもこの悪罵を受けつづけてきたからだ。昭和34年(1959年)少年サンデー、マガジンが創刊され、少年たちは週刊誌の漫画、読み物に夢中になった。すると、PTAの全国協議会とか何とか連合とかいった団体が、漫画を読むとバカになる、漫画は悪書だというキャンペーンを始めた。我が家でもそうだった。夕方、家の手伝いもしないで縁側に寝転んでサンデーやマガジンを読んでいると、「漫画ばっかり読んで、そのうちバカになるよ。早よう、宿題やるか手伝いするか、さっさとやりな」と叱られた。とにかく、あの頃は漫画を読むとバカになり、映画を見ると不良になるといわれていた。ひどい偏見だ。だからといって、世襲総理大臣のカタを持つつもりはないが。あの人の識字能力と漫画とは無縁だ。

 今、草創の頃のサン・マガ(これからは少年サンデーと少年マガジンを並べていうときはこういう表記にする)を読みこみ、調べている。当時の誌面は今読んでも面白いしタメになる。漫画がそれほど多くない。全体の4分の1か3分の1だ。後は絵物語やスポーツ、科学記事。それがいろいろな知識を与えてくれている。それにしても、この雑誌を作っていた編集者の情熱がひしひしと伝わってくる。相談したわけではないのに、サンマガの編集者の数は奇しくも13人、同数だった。

石ノ森章太郎が「ぼくと少年マガジン」(『荒俣宏の少年マガジン大博覧会』講談社)で、こんなことを話している。
《少年週刊誌が誕生したのは、ぼくら――寺田ヒロオや藤子不二雄、赤塚不二夫など――があのトキワ荘というアパートにいた頃なんですが、こうした世代のまんが家たち、編集者たちが、「少年マガジン」という新しいスタイルの雑誌の中で研鑽しあって、熱気溢れる作品を生み出し、現在の”まんが文化”と呼ばれる隆盛の基礎を作ってきたんじゃないでしょうか。》

そうなのだ。少年誌というメディアを発展させたのは初期の漫画家と編集者だと思う。特にこれまで語られることの少なかった編集者の仕事・役割について考えていくつもりだ。

 編集者の情熱が伝わってくるのは漫画や記事の欄外にある見出しだ。ここに書かれたキャプションはおそらく担当編集者が書いたと思われる。例えば1962年(昭和37年)の「にいちゃん戦車」(石森章太郎作)の見出し。「まずしいくらしをたすけながら、たくましく生きる次郎・・・。思わず、むねをうつ感動と冒険の傑作まんが!」
〈*この見出しの漢字にはすべてルビが振ってある。だから、漢字は読めるようになるはずで、あの総理大臣はそういう訓練ができていないと思う。これは余談。〉
 この見出しの文体って独特だ。にいちゃん戦車の場合は、物語の紹介になっている。だが「ハリスの旋風」になるとちょっと違ってくる。「テレビでも放映され、人気絶頂の『ハリスの旋風』と『丸出だめ夫』!きみもぼくも、みんな愛読者になろう!」この文章の後半はまるでサークルの勧誘のような言辞だ。少年であった私たちに、おじさん編集者は熱いラブレターを書いていたのだと、今になって知る。

この見出しの研究を続けている人がいる。その人から「アオリ」という言葉を教えてもらった。そのことを次の機会に書いてみたい。

この編集者というツワモノの跡を今取材している。内田勝少年マガジン3代目編集長や少年サンデーの編集長たちとお会いした。残念ながら内田さんは今夏亡くなられたが、ほかの方たちは高齢だがお元気だった。
とにかく、サンマガのライバル関係というのは実に面白い。好敵手がいたからこそ、この少年文化は急速に花開いたのだろう。小学館の社史にこんな記述があったので、ここにメモしておく。
《雑誌における競合誌の存在は、品質を向上させ、市場を活気づかせ、読者を増大させる、まさに特効薬なのである。》

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by yamato-y | 2008-11-21 12:30 | 少年誌の青春時代 | Comments(0)
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